パラダイムの力　

パラダイムってなに？

平たく言えば物事の「見方」であり、物事ををどう認識し、理解し、解釈しているかである。

スティーブン・R・コヴィー,完訳７つの習慣 30周年記念版, キングベアー出版,2020,15.

「7つの習慣」をちょこっと読み始めた私にとって、一番最初に刺さった言葉。
私自身は物事をどのように見て、どうとらえているのか？
物事のとらえ方を変えたら、どうなるのか？

私のパラダイムシフト　～義姉キライの話～

私には、兄がいます。
小さいころから、妹である私にとてもやさしく、大好きなお兄ちゃんです。
成人してからも、とてもかわいがってくれました。
そんな兄が結婚！
私から大好きな兄を奪ったのは…　
義姉
それだけで「私から、大好きな兄を奪った義姉、大嫌い！！」
そんな感じでした。
義姉は出来た人で…
「たまには遊びにおいで ♪」と誘ってくれました。
でも…兄の家に遊びに行くと義姉がいる。

そんな中、私は”義姉の知らない兄のいいところ”を自慢気に話したんです。
マウンティングしようとしたんですよ。
「義姉は知らないと思うけど、お兄ちゃんって●●なんだよ～」って。
すると、義姉は”私の知らない兄のいいところ”を話すんです。

ある意味、”ファンミーティング”　状態。

私の大好きなお兄ちゃんを大好きな人がもう一人いるんだ。

私のパラダイムシフトの瞬間でした。

さて、それから１８年。
私と義姉の関係は…
『実の姉妹と間違われる』くらい仲良しになりました。
兄を置いて義姉と２人で出かける方が多い・・・

ホント、「見かた、捉え方」でこんなに違うんですね。

私たちは、世界をあるがままに見ているのではなく、私たちのあるがままの世界をみているのであり、自分自身が条件付けされた状態で世界を見ているのである。

スティーブン・R・コヴィー,完訳７つの習慣 30周年記念版, キングベアー出版,2020, 22.

完訳 7つの習慣 30周年記念版