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資金調達:日本政策金融公庫より2000万の借り入れの流れ

会社を始める際には、資金が必要でその資金調達の方法は、VCからのエクイティ・ファイナンスや、銀行からの借金、親族からの援助や、自己資金など様々だが、(最近ではICOも)私は、もちろん自己資金をがっつり入れたのとそれでは足りないので、日本政策金融公庫から借金を2000万して会社をスタートさせました。

まず自己資金900万を資本金に入れ、社員を数名入れたとしても、半年でなくなる額なので、会社創立前から日本政策金融公庫からの借り入れを検討し、実行した。

税理士事務所も金融公庫からの認定が必要

流れは、税理士事務所みたいなところに、お願いする形で進めた。
税理士事務所も、金融公庫の借り入れのライセンスを、持っている税理士事務所でないと申請できない。事務所自体の公庫申請の実績とかも聞いておいた方がいいでしょう。全く実績ないとこは辞めましょう。

人気のない区に申請する

どうやら区ごとに、予算が決まっているようで、私がお願いした担当の方は大田区の管轄で大田区は比較的余裕があるという話も聞いていた。渋谷とか新宿は、おそらくだが人気があるので予算が落ちにくいとか。

税理士事務所には、基本報酬額の数%を支払う形だが、私の事務所は2%と良心的で、こちらにお願いすることを即決した。その前に話した事務所は5%だった。2000万借りたら、いきなり60万円の差分が出てしまうので、なるべく安いとこ。

書類は、基本自分で記述し、事務所の方と一緒に修正をお願いする。約1ヶ月くらいで書類を作成し、面談を行う。

公庫の方と面談

私は、普段着ないスーツを来て朝から気合をいれて面談。収支報告や、事業の詳細などを質疑応答で1時間30分くらい行った。おそくらだが、担当の方は、ITのあまり詳しくないのでそこまで突っ込まれた質問はなく、15年のITの経験でうまく解答できたのではないか。担当者次第でかなり変わる。その方が精通している業界であれば、様々な課題や問題点を指摘されるので要注意。

提出書類は膨大。収支報告書や事業計画、銀行の通帳、全財産の証明、結婚してるか、子供いるか、印鑑証明とかもあったような気もする。
結婚してるかは、重要らしく、結婚している方が有利だとか。逃げられないから。。。資料は、会社登記して間もないので、ほぼ想定になります。

結果は1カ月後

申請書類には、いくら欲しいかを記述するが、最大の2000万で申請した。その1ヶ月後に結果が出て、最初は事務所の方と融資1000万くらいだと思うと言われたが、MAXの2000万を融資いただいた。
申請額は、自己資金かつ、資本金の1倍前後が相場で、申請が通りやすいでしょう。

色んな資金調達方法があるが、これを使用しない選択はないとおもう。
- VCやエンジェルは、創業していきなり株を持っていく
- 銀行、信金等は借金。個人に負債がくる
- 日本政策金融公庫の融資は、対会社との契約連帯保証人がいらない。

こんな有利な融資は他にはないと思うが、まだまだ実は知られていない資金調達の方法なのではないかと思い、書きました。IT界隈では数百万をいきなりエクイティしてしまうケースがあると思いますが、まずは、公庫から融資を受けるのがベストプラクティスです。2000万は、ちょっと大きすぎですが、数百万なら、すぐ返せるはずですし、会社のリスクにもならないでしょう。

返済

返済は、6か月後からにできます。
ですので、私のケースは6か月後から7年かけて支払っていきます。毎月利子合わせて30万くらいです。利子も他の金融機関に比べて格段に安い。
また、最大で2000万借りれますので、複数回にわけても借りれます。一回目1000万円、二回目1000万円など。

質問有る方はご連絡ください。


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