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ひとり旅日記ギリシャとイタリアへ38日目:明らかな人種差別対応にキレまくった自分

2018年2/7ベネチア②

ロンドン在住日本人女子の到着が昼頃との事で、それまで行ける所に行ってこよう。朝食後8時に宿を出て、サン・マルコ広場へ。今日は雨。8:30〜開くドゥカレ宮殿に時間ちょうどに到着。昨日買っておいたヴェニスカードで入場。朝イチで良かった。空いてて。と思いきや、日本人ツアー2団体+伊人ガイドが日本語で説明してる。少人数日本人ツアーの伊人ガイドのおっさんの話は、聞こうと思わなくても聞こえちゃう。それによると、地盤沈下の影響でこの宮殿は傾いてるとの事。言われてみると、ホントだ。続いておっさん、「私も傾いてます」と言って笑いを取ってた。ツアーだと一部のみの見学らしい。

宮殿と言いつつ監獄も備えていて、運河の水面に近い地下に牢獄があった。扉が自分(156cm)よりも低く、周りは全て石で今の時期、冬は寒いだろうね…。それにしてもやたらデカイ広間とか、どんだけ繁栄してたんだ?ヴェネツィア共和国。と、ここで自分の腕時計がついに止まっている事に気付いた。ヤバッ。iPadの時計見ると、1時間経ったくらい。午前中にこのエリアの観光全て終わらせたい。

見学後に外に出ると、雨は止んでた。ドゥカレ宮殿に繋がってるため息橋。橋自体は美しいのに、なぜため息橋というのかは、さっき見た牢獄に入らなくてはならない囚人たちが刑を言い渡されて移動する為の橋だから。というのが由来らしい。

図書館があるとの事で、ここかな?と思って入った所は、公開してない所との事で、然るべき所を教えてもらった。ここもヴェニスカードで。しかも10時に開いたばかりのコッレール博物館。ヤケにここも広かった…。幅広い展示品の数々だった。高過ぎるヒールの木靴、どうやって歩くんだろう…。可愛いらしい細工などもあった。ここを1時間程度で見終えて、あとはサン・マルコ寺院見て宿戻ろう。

サン・マルコ寺院は外観に金タイルが使われていて、美しい。中も、パレルモとモンレアーレで見た様な金モザイクだった。ここは写真NGとの表示だったが、そりゃ酷だぜ…。ぼったくり観光立国なんだから、写真くらい許せ!ってな事で、撮れるだけ撮った。

11:30前。そろそろ宿に戻ろう。ここ来るのに30分かかったし。約束の時間に間に合うにはもうここを出よう。正午ちょい前に宿に着くと、ロンドン在住日本人女子は既に到着してた。12/30ぶりの再会。「仕事やりくりしてヴェニスに来たから、仕事のメール送ってから出かけよう」との事で、しばし休憩して、彼女が持ってきてくれた衣装(注文は自分がして、届先を彼女の家にして持って来てもらった)に着替えて、髪セットして、自分はOK。コスト安くする為に子供服の1番大きいサイズ頼んだけど、袖はつんつるてん。丈も微妙に短い。仕方ない(笑)。寒そうだからお腹にホカロン貼って、印以来の登場となったストールも出した。

まずは昼だ!と伊語も話せる彼女がreceptionのおじさんに美味しいレストランを教えてもらってた。何を注文したら良いかと、立って食べる所は座ると金額は2倍になるから注意しなさいとか色々教えてくれたらしい。

彼女はかなり前にベネチアに来たことがあるとの事で、地図見ながらreceptionのおじさんが言ってたレストランに入ってみた。2軒教えてくれてたらしいけど、1軒しか見つからなかった。でも、ここで正解だった。シーフード盛合せとエビパスタ。どちらも薄味で量もちょうど良くてホントおいしかった。

次に我々は仮面探しに。彼女が来るまで色々見てピンクかな〜と思って試着するも、イマイチな上に中国製…。「彼女は中国製でも良いや」とすぐに購入。自分は買うなら本場物が欲しいと、気に入るのが見つかるまで探し続けた。途中で入った店のものは予算オーバー。似合ってたんだけど、持ち帰る事考えると、とんがった箇所が邪魔だったし。ってな事で、店を出た。自分が気に入ったのがなかなか見つからず。

もう中国製の花付きのにしようか?と思いつつ、リアルト橋まで来た。橋の上にもお土産屋並んでる。彼女がコレクションしてるというマグネットが置いてあるお店に入って、何気なく見てた仮面。これだ!衣装との色もバッチリ。値段もクリアだし、伊製。全ての要件を満たした。カードは10ユーロ以上との事だったけど、なぜか5ユーロでもOKだった。お店のお姉さんが仮面をつけてくれた。

Yeah〜2人でやっとマスカレード。「リアルト橋で誰かに写真撮ってもらおう!」と探してたら、日本人男子大学生が申し出てくれた。卒業旅行との事で、「卒業オメデト〜」と拍手したウチら…。スミマセン同じ国出身です。サン・マルコも下見して、明日に備えた。

ステージ運営っぽい女性に、どうしたら明日の催し物に参加できるか聞いたら、「インフォメーションに行ってみて」との事で向かってる途中、中世のドレスの人々がたくさん!どさくさで一緒に写真撮ってもらったり。友人が中世の人に伊語で明日のイベントについて聞くも、11時から始まるからその前にサン・マルコ広場に来た方が良いと教えてくれただけで、どこでどういう風にエントリーするのかまでは知らない様だった。

イルミネーションが点灯されて、夜の美しさのサン・マルコ広場。イルミネーションの下を歩くと、スゴイ人だかりが。何だろう?チラ見した所、カフェん中が別世界、中世状態。友人が「ここ1729年創業のカフェだよ。入る?」と聞いてきた。韓国人女子3人が最後尾との事で、後ろに並んだ。彼女たちの前は5人組アジア人。20分待ってると、2人組のうちらが先に通された。「ごめんね〜」と言いながら入店。

案内された所に?何コレ??ここに座れと言うのか???アジア人専用地区かよ、ここは?差別かよ?友人に激しく文句タレた。「この席座るくらいなら店出たい!中世の雰囲気楽しめないなら入ったイミない!こんな席アリエナイッッ︎!!」何ココ?中世もクソもない、ただのアジア人の茶飲み場じゃん!友人が伊語(ホント彼女がいて助かった)で、カフェの店員に掛け合う。「ここしか空いてないから」更に彼女は「立ちエリアは?」と聞いてくれて「OK」ありがとう。交渉してくれて。

このアジア人地区にいた日本人女子「こんな所でお茶できて幸せ〜」とホザいてた。バカ言ってんじゃねーよ💢アジア人地区に通されたこの状況をおかしいと思えよ💢欧米人いないぞ?明らかな差別受けてんだぞ??同じ金出すなら、カーニバルの為に仮装した人達がいる異空間じゃない、絶対日本で味わえない雰囲気の中じゃない、アジア人地区で茶なんて飲んで、何が幸せだよ?だから観光客、特に日本人はナメられてんだよ💢その日本人女子からしたら、席に通されるなりダーッと文句タレてる自分が奇異に見えてたかも知れないが。日本人って、つくづくオメデタイ民族。

立ちエリアに移動して、自分の憤りは一瞬で収まった。こうでなきゃ!100倍こっちの方が良いわ。中世にバーがあったかはわからないが、そんな感じ。この立ちエリア、なぜかメンズしかいない。「お茶ではなくて、スピリッツにしよう」と、彼女が伊でよく飲まれてるというカクテルを注文する提案に乗った。アルコール弱いけど、モノは試しだ。オレンジリキュールと伊スパークリングワインを炭酸水で割ったカクテル。おつまみも出てきた。カクテルって、やっぱアルコール高ッ!ちびちび飲みながら、中世の衣装をまとったメンズ達と一緒に写真撮ってもらった。ホントこの席で正解。帽子とヅラを外した男性が、うちらと写真撮る時はまた装着し直してくれた。どれだけいても楽しい異空間だった。

カクテルも飲み終わって、もう18時だから宿方面でご飯食べよう。とカフェの出口に進みつつ、違う中世の部屋に紛れて写真と動画撮って、大満足。友よ、都合つけて自分の旅に合わせてくれて本当にありがとう。ひとりだったらここには来られなかったと思う。

宿近のスーパーで買い物したいとの事で、入店しようとしたら、ガードマンに「仮面取りなさい」と言われた。そうですよね…。買い物して、衣装そのままでレストランへ。12ユーロでコースとの事だったから、2人とも同じもの注文。12ユーロで量は申し分なかった。人生初のイカ墨パスタ。しょっぱくて残した。白身魚のグリルはおいしかった。観光地。席料+サービス料12%って何?ホントつくづくこの国で外食って、嫌だ。

客引きのお姉さんに、友人が「甘いものはどこがおいしい?」と聞いた所は閉店してた。明日だね。このまま帰るのもったいないね…ってな事で、人がたくさんいる盛り上がってたバーを見つけて、彼女はまたカクテルを注文。自分は本場のティラミスを注文してみた。甘さ控えめで、これはおいしかった。そして店の音楽で踊ったうちら…。

友は部屋に戻るなりバタンキュー。来る前に乗る飛行機チェックしたら規定改定で荷物制限が厳しくなってて、パッキングし直したりして寝ないで朝早いヒコーキでベネチアに来てくれたとの事。そんなんで、プリンは持ってこられなかったと。

今日の午後は濃い時間だったな…。


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