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ひとり旅日記フランスとドイツへ1日目:いろんな人が助けてくれた。

2014年12/24パリ1日目。

誰かの目覚ましが鳴らなかったら寝過ごしてたな…(苦笑)。おとんから借りた目覚まし時計は秒針が取れて、長針に引っ掛かて2時で止まってたのには焦った。自分が目覚ましセットした時間よりも15分早く起きて、化粧して荷支度。そして7:30am過ぎに朝食。ってか、朝食会場はバーでかなり暗かった。朝は明るくしようよ…

ホステル、朝食付きは有難い。ハムとチーズが素直に美味しかった。朝からバゲットはアゴが疲れた…固くて。日常生活ではコーヒーは全く飲まないが、今回の旅からコーヒーを始めることにした。覚醒効果を期待したい。

8:45amにパリ北駅のツーリストインフォメーションに行って、ミュージアムパスを買いたかったが、9時からとの案内表示。今日はクリスマス期間の変則オープン時間らしい。普段は10時オープンらしいから、ツイてるかも。12/24で。

窓口が開くまで、酔っ払ったヤバ目な若い欧州人野郎がずっとベラベラ仏語話しかけて来たが、シカト。しつこいからニラみつけたら、今度はエーゴ。更に無視してたら、髪の毛触ってきて”You're beautiful.”って、朝からキモ過ぎなんですけど。マジ、ビビった。

窓口が5分遅れで開いた(時間キッチリに開くのは日本だけなのか?)。担当してくれたのはアフリカ系のお姉さん。名札に英語と日本語のマークがあったのに、エーゴしか話してくれなかったお姉さん(笑)。親切に色々教えてくれた。明日クリスマスに開いてる博物館と美術館をまとめた別紙をくれたり、パリで自分の身の守り方のアドバイスしてくれたり(そんな注意事項を観光客に伝えてくれるってことは、そんなに被害多発なのか?)。ベルサイユ宮殿の行き方も教えてくれた。実は今日何しようかまだ決まってなかった。せっかく教えてもらったから、このまま世界遺産ベルサイユ宮殿に行くことにした。

運良く電車の乗り継ぎ良くて助かった。ここまで電車の窓口のおばさん、ホームで駅員のお兄さんが親切で迷うことなく行けた。有難い。

郊外行きの電車は2階建てなの?迷わず2階へ。車内はベルサイユ宮殿のデコレーションで、すでに優雅な気分だった。車窓から見える住宅は石やレンガ造りで、当たり前だけど、洋館が素敵で窓の外の景色をずっと見てても飽きなかった。

憧れのベルサイユ宮殿へ。世界遺産。きゃはっ♪高校1年の世界史資料集の写真を見た時から、絶対行ってみたい!となぜか強く思ってた宮殿に、遂にやってきてしまった!ってことは、その夢は叶ったってことになるんだね~。

ハイライトはなんてったって、鏡の間。資料集で見た写真の所に来た!って、テンションヤバイね。そして、ここで自撮り動画デビュー(苦笑)。カメラ目線の自分キモイ。

肖像画、タペストリー、豪華なベッド、壁紙とカーテンは同じ柄、天井画…ひとり旅だからしつこく、ゆっくり見られた。

宮殿を出てその他の見所に歩いて行こうとしたが、昨日のダッシュで太もも前側が筋肉痛だったから、園内を周るシャトルに乗ることにした。7.5ユーロ。ベルサイユ↔︎パリ北駅往復電車代より高いんですね…でも乗って良かった。そのうち小雨も降ってきたし。

プチトリアノンはマリー・アントワネットが趣味で作ったという別荘的な所らしい。宮殿より豪華さはないが、きっと彼女はここで彼女らしく過ごせてたのかな。アレコレ勝手に想像してみるのが楽しい。

空腹だったが、朝のバゲットですでに小麦を受け入れられず。プチトリアノンのそばのカフェでサラダを注文した。このサラダについてきた、小瓶のバルサミコとオリーブオイルのドレッシングはなかなか美味しかった。

本格的に小雨が降り続けてきたから、15時前にはベルサイユ宮殿を去った。10時着だったから、5時間はいたワケね。

宿に戻る前に駅の有人カウンターで、会社の同僚が貸してくれたナヴィゴーにチャージした。日本やロンドンみたいにチャージしたらいつでも使えるものではなく、パリのは曜日でチャージの金額が決まる。ヘンなの。使いづらッ。水曜~日曜までチャージ、20ユーロ。滞在中乗りまくろう…去り際に、クリスマスだからかチョコくれた。

この後同じホステルの系列でもう少し宿泊費用が安い方へ移動。15:30に預け荷物を取りにフロントに行ったが、チェックイン待ちの長蛇の列。先頭のアジア人の彼に、「中に入ったらダメかね?」と聞いたら、「大丈夫」と言われたから、フロントに行って荷物ピックアップ。

バックパックを背負って外に出たら、そのアジア人の彼に呼び止められ、「ベトナム人ですか?」と聞かれた。「いいえ…」ごめんなさいねー。判別しにくいツラしてて。

次のホステルまでけっこう遠かったね…

で、駅に降りたもののどっちに行けば良いかわからず、文字通り右往左往した(笑)。怪しい動きの自分が気になったのか、駅の出入口近くで焼き栗を焼いてたおじさん2人組が声をかけてくれた。「あっちじゃないか?」「いや、こっちだ…」で結局、焼き栗を焼いてないおじさんが、なんと!連れてってくれると申し出てくれた。

朝のインフォメーションのお姉さんから自分の身の守り方のレクチャーがあったから、親切なフリして何かウラがあるんじゃないかと思って怪しんだが、歩き出してしまったから仕方ない。ついて行こう。歩いてる途中に、おじさんが話し始めてくれた。「25年前にスリランカから移住して来たから、今では仏語しか話せない。君は日本人か~私は仏教徒だよ」と、なんとか英語で話してくれた。小雨の中、傘もささずに本当にホステルに連れてってくれた。有難かったとともに、疑ってしまった自分を恥じた。何かお礼したいと思い、さっき駅でもらったチョコを渡そうとしたら、「大丈夫」と遠慮された。なんとしても渡したいと、「日本のお菓子なので是非!」とウソをついてまで渡した。別れ際にお互い合掌で挨拶。

チェックインしがてら、フロントのお姉さんに「どこに行くのがクリスマスの雰囲気を味わえるか教えて!」と聞いたら、シャンゼリゼとのこと。

荷物を自分のロッカーに詰め込んで出発。もはやベルサイユで食べたサラダでは空腹の限界。米を求めて駅の方へ。ふと振り返ると中華レストラン!あぁ!なんてラッキー。迷わず駆け込んだ。「ニイハオ」と声を掛けたあとは、指差し注文。3種のおかずと大盛りご飯。7ユーロ弱。有難い。昆布の酢の物、ニンニクが入っててホント美味しかった。野菜炒めは想像通りの味。牛肉のピリ辛炒め、肉が柔らかかった。あ~生き返った。数少ない知ってる中国語で、「ハオチー!=美味しい!」と伝えたら、マスターが嬉しそうだった。自分の限られた中国語を聞いていた他のお客さんから中国語で話しかけられたが、そうそう話せません…いい加減中国語マスターしたい。

駅前スーパーの営業時間確認。明日12/25は休み。今買い物した方が良いと判断し、水、みかん、バナナ、チョコレートをまとめて買った。一度買ったものを宿に置きに行って、19:45にやっとシャンゼリゼへ。まだ焼き栗のおじさんたちがいたら再度お礼しようと思ったが、この時間ではもういなかった。

クリスマスマーケットは終わってた(後で調べたら1/7までやるらしい…)。凱旋門とシャンゼリゼ通りのライトアップを見ながら、そうだ!エッフェル塔のライトアップも見たい!と思って移動。

黄金に煌めいていたエッフェル塔。美しかった。気が済むまで眺めて22時頃にメトロの駅から見たら、今度は白っぽい灯でキラキラ点滅してた。眩し過ぎ!

やっと宿に戻って洗濯。けっこう時間かかった。1:00amおやすみなさい。

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