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ひとり旅日記スロベニアとクロアチアへ3日目:世界遺産シュコツィアン鍾乳洞へ

2018年12/28世界遺産シュコツィアン鍾乳洞

電車で世界遺産シュコツィアン鍾乳洞へ。予め問い合わせておいた無料シャトルバスに間に合うように出掛けた。駅に到着すると、あった!シャトルバス。有難い。歩けるともメールにあったが、車窓を見る限り、それはできないと思った。歩道がない道は歩きたくないよね…。ってな事で、帰りもシャトルバスだな。

バスを下車してすぐに、帰りのシャトルバスの時刻表チェックしてからチケット売り場へ。って12:30pm〜の販売…。土産物屋と小さい博物館見たりしたけど、全然時間流れない(苦笑)。チケット窓口がやっと開いて、入場券を買ったが、ツアー開始13時〜。電車乗ってる間にサンドイッチ弁当完食しちゃったしで手持ち無沙汰。

やっと案内が始まった。午後の部にけっこう人が来てた。スタッフの後に続いて参加者は鍾乳洞の入口まで歩いた。砂利道を下ってる最中に、この世界遺産も年取って足が悪くなったら来られない所だと思った。こんなに足元悪い所歩くんだもんな…。

鍾乳洞入口に着いたら3グループに分けられた。まずは伊語。かなりいたね…。次にスロベニア語グループ。ここは少人数だった。そして最後が英語グループ。って、案外伊語並みにいたかも。チケットのバーコードを読み取られ、中へ。年間12℃との事で外より暖かい。ツアーの約束事で、人数が多いから写真撮るのに立ち止まるのはNG。ひとつ目の説明ポイントで立ち止まった。地震(滅多に起きないらしい)で崩れた層が見えていた。鍾乳石が全部下に落ちてしまい、その後の層からまた染み出した水で新しい鍾乳石が出来上がって行くとの事で、まだまだ若い鍾乳石だった。

少し進むと広い空間に出た。ここは今まで訪れた鍾乳洞の中で一番大きいんじゃないかと思った。英語ツアーのガイドは、「一番最後のグループだから、写真良いよ〜」と言ってくれた。映したけど、大体が暗闇だった…。そして、シャトルバスの時間気にしながらガイドの後について行く。途中、懐中電灯で照らしてくれた所がキラキラしてた。価値ある鉱物?と思ったら、ガイドが「価値ありそうに見えて、そうではないんだよね〜」と言ってた。

更に進んでいくと、水の音がしてきた。これが地下渓谷!1965年に川に浸かってたという印に光を当ててくれた。こんなに水位高かったの!
吊り橋を渡る前に上から見た感じは、米のホースシューベントに似てると思った。後がつっかえるし、バスの時間気になるしで、ガイドの真後ろについてるとなると、写真は撮れなかった。吊り橋は高さ45mとの事。さっきの1965年の水位の所よりも低い所に橋が架かってるから、その水位はどれだけの高さだったんだろう?と改めて思った。それにしても不思議な空間。洞窟内に渓谷があるってのが。この辺りが地上からの深さ144m。戻るには階段を登るしかない。500段って言ってたけど、それは上りと下りを合わせてなのか?

出口に向かって行く途中に石灰棚があって、そこで小休憩。クラビの天然温泉を思い出した。光が見えてきて、やっと出口。やたらと大きい開口部だが、自然にできた出入口との事。ツアーが終わったのは良いが、すぐにシャトルバス乗り場という訳ではなく、更に自力で歩いてエレベーターまで行かないとならなかった。洞窟の余韻を楽しむ間もなく、バスに乗る為に階段を上り続けた。

トイレも済ませて、15:05。アブねー。あと5分。来る時にシャトル一緒だったメンバーより少ない気が…。駅に着いたが、切符売り場なく(苦笑)。シャトルバス一緒だった中国系女子に聞いたら、リュブリャナで往復チケット買ったとの事。そして、彼女たちは時刻表も持ってた。
ホームに既に止まってた電車に乗ってた人に切符の件を尋ねてみたら、彼らも切符がないから車掌から買うと言ってたから、自分もそうする事にした。

話し掛けたカップルは伊トリエステからリュブリャナに行くとの事。女性は高校で哲学の先生で、彼は音楽の先生との事。ヌリアさんとエリックさん。ヌリアさんが、トリエステに日本文化センターがあって、書道や武道のデモンストレーションをやってた話をしてくれた。その後ヌリアさんは「日本人は生きることとは?死ぬ事とは?ってどういう風に思ってるのかしら?」と哲学の先生から深い質問を受けた。内心、困ったな…。自分チャラチャラ生きてるから、そんなんここで答えるのは難しい…。と思いつつ、「日本で日常生活を送っていて、家族であろうが友達同士であろうがこの手の話題を語り合う習慣があまりないです。日本で哲学を勉強できる機会は大学に入ってからです」と伝えると驚いてた。

「宗教という科目は?」「その科目もないですし、もしお坊さんになりたかったら限られた仏教系の大学に行く人もいますが、男性が多いです。日本人は無宗教と自覚してる人は多くて、でも神道は生活の中に存在していると思います」と苦しい答え。「面白いわ」それまで会話の成り行きを見守ってたエリックさんは、自分がいよいよ答えに窮しているのを察してくれて、彼がクリスマスにアコーディオンを演奏した動画を見せてくれた。良い音楽だった。

電車内(我々はコンパートメントにいた)はなぜか電気が点かず、トンネルに入ると真っ暗で笑えた。「日本は車内電気点いてるよ〜」と暗闇で言うと、トンネル抜けた後でエリックさんがコンパートメント内の電気のスイッチらしきものを押したが点かず。3人で笑った。リンツのチョコをくれたお返しにサンキュースナックをひとつずつあげた。今回もこのスナック類役に立ちそう。

もし夕飯のプランがなければピザを一緒に食べに行かないかと誘われたけど、ピザか…。宿問題があるからとこの場では濁し、メールで連絡すると伝えて、ヌリアさんのメアドを行程表に書いてもらった。ってか、彼らも同じ宿だったのはウケた。

自分は明日イドゥリヤ行きのバスチケを買うからと駅で別れた。バスターミナル、カードNGって、どういう…。帰りは向こうで買えとの事で片道のみget。スーパーに直行して夕飯買って部屋に戻った。さっさと食べて、ザグレブの宿の予約状況の確認の為、booking.comの電話番号調べて、おかんに事情を伝えてその番号にかけあってもらう様メールで依頼した。時差8時間。明日の朝なんとかなってて欲しい。

やる事終えて、アイス屋へ。今日はギリシャヨーグルトとアップルパイみたいなやつ。ギリシャヨーグルトはハチミツと白ごまが入ってて、アップルパイみたいのは煮詰まったリンゴのカケラが美味しかった。今日もnice choice だった。明日は8:10amのバスだから早く寝よう。


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