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ひとり旅日記スロベニアとクロアチアへ10日目:リエカ徒歩観光そして、自分の詰めの甘さに失望と絶望した日

2019年1/4ザグレブ→リエカ

サラダパックのお陰なのか、偏った食生活による腸の汚染が少しは改善されたのではないか?と思える程、毒素臭に満ちた大便。やっぱ野菜って大事だ。と心から思ったね…。パッキングして、荷物なしならバスターミナルまで20分弱の道のりだけど、バックパックとキャリー引きながら歩くから早めに宿を出た。お世話になりました。7:15amに出て、7:40に着いたからやっぱ少し時間かかったね…。地面に雪が積もってたってのもあるかも知れない。

朝はホントトイレ近いから、バスターミナルの有料トイレも済ませた。荷物預け料10クーナ払った。こんな国初めて。何の根拠の預け料なんだよ?バスにトランクという荷物置き場がある限り、ここに荷物積む費用が発生するってのは理解し難い。チケットに含めろよ。マジで、50カ国近く旅して来て、今までこんな小銭を要求される事はなかった。

7:55リエカに向けて出発。車窓は雪景色。川幅広い川の水面凍ってた。2時間でリエカ到着。この日記書いてる今(1/5)も悔やまれる。バスターミナルに着き、ここでバスチケ買えるかどうかだけを確認した。ここでどうして翌日以降のバスチケを買わなかったのか。悔やんでも悔やみきれない。悔やんだ原因は後で書くとしよう。

宿はバスターミナル近くで助かった。船を改造した宿。ホテルじゃなくてボテルって言うのが面白い。チェックインは14時〜との事で荷物だけ置かせてもらった。リエカはクロアチア最大の貿易港で、川崎市と姉妹都市との事。アドリア海に面してるから、雪とは無縁。青い海と青い空。バスで通って来た雪景色と全然違う。

同じ港町ジェノヴァを少し思い出した程、立派な建物が良い天気の下で輝いてた。さて、町歩き開始するか。宿でもらった地図を片手に歩き出す。天気良いけど、北風ピーピー。寒い。宿がある通りを歩くと、確かにExportと大きい文字が書かれた建物が海沿いにあって、コンテナも見える。写真を撮りながら別の道で折り返し。

ガイドブックには載ってなかったが、屋内外の市場がとってもに賑わってた。果物、野菜、パン、チーズ、ナッツ、ドライフルーツは屋外。屋内は3つの建物に分かれてて、メイン通り側から乳製品、肉、魚となっていた。クロアチアは干しイチジクがおいしいとの事で、干しイチジク売ってるおばさんが「ひとつ食べてみなさい」と勧めてくれた。山になった干しイチジクの中からひとつつまんでかじってみる。うんま!ネット情報だとドブロブニクは観光地プライスだから買わない方が良いとあったのを思い出した。1kg50クーナとの事で、「1kgください!」と頼んだ。おばさん達、自分が干しイチジクのおいしさに驚いてたのを笑ってた。町歩き間もなくで1kgの荷物となってしまったが仕方ない。

リエカで1番賑やかというコルソ通りを歩きながら、ガイドブックに載ってた丘の上のお城を思い出して、行ってみることにした。階段で行くと近そう。地図を見ながら階段を探した。通りの名前は合ってる。どこだろう?キョロキョロしたら、あ、これ!立ち止まって見渡したらすぐにあった(笑)。丘の上まで階段続くの?上り始めて、あまりに先が見えない階段に、どんだけ上んの?と思った。川崎市と姉妹都市じゃなくて、尾道とか長崎とか階段たっくさんある所と姉妹都市の方がイイんじゃね?と思った。ってか、この階段の両脇に住んでるみなさんはどうやって暮らしてるの?自分なら買い物はネットだな。地上のスーパーで買物した荷物運ぶのはマジムリだわ。上ってる途中で、金比羅さんの階段もツラかったことを思い出した。今回この階段(ペタル・クルジッチの階段)も、一生に一回と思わなきゃ、とてもじゃないが上れなかった。途中で郵便配達のお兄さんとスレ違う。マジ偉いわ。自分は郵便配達ムリと思った。

やっとの思いで上り切ったが、まだ途中…。道路を渡って、更に先の階段を上るぜーぜーはーはーでやっと上り切った。頑張った。自分。高台から貿易港を見下ろす。天気サイコー。美しい景色だった。やっと階段から解放されて進んでいくと教会があった。せっかくだから中に入った。隣の回廊も見て。そして目的のトゥルサット城へ。インフォメーションがあった。「リエカの情報を英語版でください!」で、色々頂いた。

お城は特に展示がある訳ではなく、展望台として無料で解放されていた。トイレも無料。遠くに水道橋が見える。いつ作られたものだろう?クロアチアもローマ帝国の支配下にあった気がするけど、何か関係あるのかな?高台からの景色をおかずに生ハムサンドイッチ弁当。12時の鐘が鳴り響いてる。上って来た甲斐があった。

地上に戻ろう。来た道とは違う所から戻る事にした。それでも階段を下りる事に変わりはないが。一体何段あんの?数えながら下りる。1…100、1…200、1…300。地元の人は下りるのも軽々としていて早い。自分には下りもキツイっス。やっとの思いで下り切ったら、387段。道渡った先も合わせたら500段くらいなんじゃん(インフォメーションでもらった別の地図に500段くらいと書いてあった!)?

さて、コルソ通りに戻ろう。ちと待て。先にバスチケ買おう。バスターミナルに着いた13:30。明日のポレチュ行きのバスチケを買う事にした。「12時で良い?」「ちょっと待ってください」ガイドブック見ると、明日の世界遺産の教会は14時まで。バス到着は13:30。マジで?「その前の時間ないんですか?」「4時am」ナニソレ!エライコッチャ。またダッシュで世界遺産ってこと?ポルトガルのエヴォラでダッシュ世界遺産を思い出した。4時amはムリ。9時オープンまでどこで時間潰すんだよ?窓口のおばさんに「毎日そのスケジュールなんですか?」と尋ねたら「そう」との事。

なら、今日階段上ってる場合じゃなかったんじゃね?いや。その前にリエカ着いた時になんでバスチケ買わなかったんだ?リエカの立派な建物見て町歩きする前にやるべき事あっただろ?自分の馬鹿!全然ひとり旅成長してない。自分への失望と絶望感ハンパなかった。もし今日ポルチェに行けたら、教会は金曜だから16時までオープンしてるから余裕だっただろうに。明日13:30にバス着いてダッシュしても見られるか保証はどこにもないが、もうこれは天に運を任せるしかない。心の中で数々の思いが駆け巡ったが、行くしかない。明日の往復チケットを買った。

バスターミナルを後にした自分はトボトボ歩きに変わってた。はぁぁぁぁ。引き続きリエカの町を歩いてチェックインしに宿に戻った。朝食付きで予約したかどうか覚えてないけど、朝食券が付いてたから有難く使わせてもらおう。この旅でやっとTV観られた。BBCも良いが、音楽番組にした。あれこれ色んな思いがぐるぐるしてるうちに日が暮れた。悩んでても腹は減る。ガイドブックに載ってたレストランに行ってみるか。まだこの旅でレストランとか食堂に入ってない。地図見るとこの宿から近い。

出掛けてみると、残念。今日は貸切か何からしく「明日来て」と言われた。仕方ない。すぐ側のクリスマスマーケット屋台から良い匂いがしてた所に行き、写真を指差して注文。「フィッシュ?」と聞かれたが、イカの唐揚げの方なんだけど、大丈夫?25クーナ(500円弱)。2番目の魚のフライだったらどうしよ?ドキドキだったが、注文通りだった。フィッシュって、イワシが数匹入ってたからか?ちゃんとエビもいる!空腹に揚げ物が一気に流れ込む。うんま!ザグレブになかったよね。こういう屋台。サクサクイワシも骨ごと。エビは最後。頭の殻が柔らかく、ミソの風味。身も甘くて、ウンメッ!アドリア海の恵みよ、ありがとう。屋台のおじさんにおいしかった!と伝えて、スーパーに寄って宿に戻った。明日の朝食の様子がわからないから、もしいつも食べてる物がなかったら午前中に買いに行こうと思った。明日は遅めの朝食にしよう。


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