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ひとり旅日記スロベニアとクロアチアへ5日目:水銀の施設遺構がある世界遺産イドリアへ

2018年12/30イドリア

今日も早起き。そしてバスターミナルへ。バスは13番に停まった。昨日の12番は誤案内だったんじゃね?イドリアにある世界遺産へ。西のアルマデンとともに登録されている水銀施設の遺構。いろは坂並みの道のりを経てやっと着いた。バスを降りる前にリュブリャナに戻るバスの時間をドライバーに尋ねると、わざわざバスを降りて教えてくれた。ありがとう。そして、行きたい博物館への行き方も教えてくれた。言われた通りに歩いたらすぐに着いた。10時〜オープンだからまだ少し時間ある。少し町を歩いてみよう。水銀発掘の道具がモチーフとして使われてたり。テキトーに歩いたら、また博物館の所に戻ってきてしまった。まだ時間じゃないのに、開いてた。

1番乗りでチケット買った。11:45のバスに間に合うか聞いたら、ツアーは11:30位には終わるから大丈夫との事。後から露のカップルと伊のカップルが来た。最初にビデオを観た。他の2組はそれぞれの言語で良いよな…。見終わったら、坑道見学。ヘルメットとジャケットを借りて。シュコツィアン鍾乳洞は13度だったから、ここもそうかと思いきや、ツアーの始まりは寒かった。

1977年に水銀鉱山閉鎖決定から実際に閉鎖まで30年かかったとの事。理由は水銀価格の下落。ベトナム戦争時が最後の高値だったらしい。医師は健康問題の観点から、1日6時間の労働を勧告したが、会社側は8時間労働を強いた。5世紀に渡る鉱山歴史の中で事故等で亡くなった坑夫は300人で、これは世界的に見ても少ない方だとの事。

ツアーでは地下100mの所まで行った。始まりは外気温と変わらないが、地下に降りるにつれ、暖かくなっていった。平均気温13度。掘削にダイナマイトが使われるようになると、火薬の量によっては、地上が揺れる程だったそう。地下を掘り続けたので、地盤沈下の問題が生じてるとの事。

同じ量の水と水銀では水銀が倍重い。ツアーの最後に実際に重さを感じてびっくりした。EUでは水銀使用の体温計は禁止されてるとの事。

11:20にツアー終了。バスが来るまでサンドイッチ弁当。同じくバス停にいたおばさんが笑いながら何か言ってた。たぶん「お昼食べてるのね」だと思う。どうしよう。「クソアジア人がサンドイッチ食ってる」だったら。

13時にリュブリャナ着。帰りのバスも同じドライバーだったから、サンキュースナック渡したら嬉しそうだった。

この後はまだ行ってないリュブリャナ城に行こう。初日に見たお土産屋のドラゴンのエコバッグも買おう。町に行く前に、途中にあるトルコレストランのフライドポテトをtake away。ガーリックで味付けとメニューにあったが、イマイチ…。あぁ。アテネのポテト、ホント美味しかったよなぁ。エコバッグ買って、近くの今日は開いてた大聖堂の中に入ってみるも特に感動はなく。

気を取直してリュブリャナ城へ。裏道がこんなに急な上り坂だとは思わなかった。小さな一歩ずつでやっと登り切った。入場料を支払い、各見所を見学。塔に上がれたのは良かった。が、あいにく霞んでた。1時間くらい見学して、今度は下り坂。これもヒザに相当負担かかってるよね…。と思いながら、滑らないようにこれまた小さく一歩ずつ進んだ。

まだ明るいけど、暗くなったら混んでくるから、目をつけといたクリスマスマーケットのグリル屋台へ。食べたい物の値段を尋ねると、そんなに量は要らないから、「厚切りハムみたいの1枚とミニハンバーグ1つだといくらですか?あまりお腹空いてないけど、試しに食べてみたい」と伝えると4ユーロで良いとの事。パプリカソースとハム厚切り、ミニハンバーグ。めっちゃおいしかった。ペロリと食べ終えた後に、お店のお兄さんに「おいしかった!」と伝えたら嬉しそうだった。

町を出る前にお約束のアイス屋。今日はチーズケーキとカフェマキアート。今日のチョイスはイマイチだった。残念。チーズケーキはイチゴでごまかさずに勝負して欲しかった。明日最後は初日の感度をもう一度。で同じの頼もう。

早めに宿に戻り、靴下洗って明日の出発までに乾く様にした。明日は温泉へ。


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