"お母さん"を脱ぎ捨てたくなった日に。

私はをエネルギー量が多い方では……ない。

低血圧・貧血・気圧に左右される・いつも眠い。笑

"母は家族の太陽"と言うけれど、
私自身の性格も含めて「太陽」とは……結構真逆に位置するタイプかなあと思うんです。


今日はそんな母として未熟すぎるくらい未熟な私が、心の拠り所にしている、まさにお守りのような一冊をご紹介します。


「パパが帰ってきたくなる家を創れるのは私だ」という自覚はあるし、「息子は私をよーく見ていて私の笑顔が大好きだ」ということは分かってる。


だけど、頭で分かっていても、だるーい日はあるわけで。
そんな日に限って(というか私がだるそうだから)息子がグズグズで。
そんな日だから、ゴロゴロしてるパパに物申したくなる。
という悪循環が始まり、その発端は「私の機嫌」以外の何者でもない。

全国のお母さんは大抵そのことに気づいてて、夜家族の寝顔を見ながら反省するのだけど、また1日が始まると、その余裕はどこかへ飛んでいく。


でも…もし、家事をする時間が「愛を広げる時間」に変わったら。
自分自身と家族に与える影響は……言うまでもなく素敵なものになるだろう。

別に、世間で言う太陽のイメージように明るくキラッキラ、ニコニコしていなくても、どこかあたたかく微笑みを浮かべた、ひだまりが似合う穏やかな「楽しそうなお母さん」。

私はこの本を読み終えた後、なぜか丁寧にお料理したくなる。
「掃除するか〜!」って背伸びしたくなる。

さっきまで目についてた散らかったおもちゃたちは、愛おしい息子の分身に見えてくる。

脚にまとわりついてきて、「もうあっちいってよ…」と思ってた息子は、「何!めちゃくちゃかわいい!いつまでこうしてくれるのかな」なんて思う。

女性ホルモンは、よく波線グラフに表される。
それくらい、女性の心は変わりやすい。たまに、自分でもコントロールできない。

そしてその波紋は(家族に対しては特に)伝染力が強い。
だからこそ、素敵な波を広げたい。


幼い頃、母に抱きしめてもらうだけで「なぜか安心した」記憶がある。
私のハグで、大切な夫と息子が「ま、大丈夫か」と思ってくれたら……。

そんなことが"母である幸せ"であるし、
お母さんになれてよかったなと思う瞬間じゃないかな。


"家事本"とはいえ、家事のノウハウを学ぶための本ではない。

書いてある言葉や文章・本の内容だけでない、目に見えないけれど確実に著者のあたたかさが込められている。

だから読む人を癒す、そんな一冊。

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