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歯医者のドリルで、歯ではないところを削られた[トラブル事件簿①]

10年前の私は、外でバリバリ働いていたので、仕事の疲れもあってか、場所を選ばす、よく寝ていた。

ちなみに仕事中は、寝ない。
たまに、うつらうつらするくらいはあったが。
眠くなったら、眠眠打破を飲んで乗りきった。

電車では毎日寝ていた。座れなくても、吊り革に掴まったまま、立ちながら寝ていた。
マッサージ店では、100パーセント寝た。
美容院でも、ほぼほぼ寝た。
献血しながら寝た。
家では睡眠8時間、ぐーーーっすり朝まで寝た。快眠だ。
週末は12時間くらい寝れた。


とにかく、どこでもかしこでも不思議と寝ていたので、
歯医者でも、よく寝ていた。

歯科医は言った。
「いつも寝ちゃうんだよね」

私は献血で緊張しないのだから、歯医者でも緊張しない。
その日も、虫歯の治療中に、爆睡モードに入った。
全身麻酔もしてないのに、昏睡レベルで寝てしまった。

歯科医が焦って
「くち!口開けてください」
歯科助手さんも
「よほどお疲れですかね!頑張って!起きて〜!」
と言っているのが、夢うつつに聞こえてきた。

私も頑張って起きようと思った。
20秒頑張れたが、そこまでが限界だった。

歯を削ってる最中に寝てしまったので、口が閉じ気味になった。
キーーーンという音のドリルが歯科医の視界から消えたため、歯ではないところに当たってしまった!


ぬおお!
流石に、この時ばかりは、私も起きた。
「今!ドリルで、ほっぺを内側からやられた!
 これは大変だ!血まみれかも!」

血がプシューってなる!?なってる?
焦ったけど、血の味はしなかった。

場所的に痛覚も敏感でないのか、あんまり痛くなかった。

でも、なんか、小さい口内炎が出来たようだ。


キーーーンというドリルで歯以外を削られても、
血が飛び散ったりしないことに驚いた。

その後は、一生懸命起きた。

私より、歯科医の方が驚いたらしく
すごい速さで虫歯を削って、その後の治療も
さくさく進んで、なんとか治療は完了した。

歯科医は大変穏やかな人だったので
「歯医者でこんなに寝ちゃう人、初めてですよ。
 ははは🦷🦷🦷」
とニコニコしていて余裕だった。

私は
「あの凄い音のドリルは、別に怖くないんだ」と
認識したので、歯医者の治療は恐怖ではなくなった。
口内炎も3日くらいで治った。

最近の私は、歯医者では寝なくなったから、もう歯以外は削られていない。


★豆得情報★

乳酸菌の力で口内炎は防げるという情報を、健康雑誌で得てから、私は「アバンビーズ」という乳酸菌歯磨き粉を使っている。
使い始めて8年。口内炎が出来なくなった。
あと歯周病も治った。
体質によるかもしれないが、乳酸菌歯磨き粉は(高いけど)使うとQOLが上がる優れものだ。

子供の頃は、歯医者恐怖だったが、笑気麻酔でラリるのが好きだった話は、こちら。



【閲覧注意!怖すぎるオチ】





ちなみに、眠過ぎた原因は
「1000体を超える霊に取り憑かれていた」ということが、
6年後にわかる・・・という、実話ホラーなオチがつくのであった。

その話も、いつかそのうちに。

不運な人を助けるための活動をしています。フィールドワークで現地を訪ね、取材して記事にします。クオリティの高い記事を提供出来るように心がけています。