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冒険旅行

学校の修学旅行の時期だ。
海外に行く学年もあったが、山に登ったり、森を長時間歩くのは無理だと思われ、国内旅行の中一を選んだ。
四日間の行程のうち、担任を持っている教師は毎日生徒と行動をする。私は担任がないので、二日参加、二日間はもしもの時の待機だ。

二日間でやったのは、コンパスを使ったオリエンテーション、タイヤとパイプを使った筏作り、カヤック、火おこし。参加していないけど、そのほかのプログラムは、テント作り、高い場所や縄を使った冒険、トランポリン。これを経験すると、いざという時慌てないで活動に参加できそうだ。
ここでのコーチの指導が素晴らしかった。専門家は教え方が上手、怒らずに対処できている。どうしてもできない子にも、諦めないでできるようにさせていた。

カヤックの時、以前一度参加しただけだったけど、だから自信満々で漕げた。生徒たちは、どんどん漕げるようになって、最後は速さの競走になった。そこで、コーチから声がかかった。「さあ、よくみてごらん、ビニールが浮かんでいるだろう、それをバケツに集めてごらん。」すぐにゴミ集め競走になった。そして楽しんでいた。

うまく設計してある。参考になる。授業設計と同じだよな、と。
生徒たちの、教室とは違う顔もおもしろい。思いがけず我慢強かったり、クールな顔をして必死に勝とうとしたり。

授業とは違う種類の楽しい時間だった。
弱点も発見。みなに注意をしたり適切な指示を出すには、英語力が足りない。学生の数が多過ぎて、顔と名前が一緒にならないこと。



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