自分がHSPだと気づいて、気づいたこと

気づけばあっという間に6月が終わろうとしていますね...早い。
制限された環境下ではありますが、残された学生生活を精一杯楽しみたい...と意気込む15です。

話は変わりまして。
本日はHSPについてのお話と、
自分がHSPだと気づいたことで新たに気づくことのできた、「会話」に対する考え方のお話をしたいと思います。


みなさんはHSPという言葉をご存じでしょうか?

HSPとは、Highly Sensitive Person人一倍繊細な人)という意味です。
HSPは病気などではなく、正常な特性です。全人口の15〜20%、およそ5人に1人はHSPだといわれています。

自分がHSPかどうかは、エレイン・アーロンさんのセルフテストで確かめることができます。

ちなみに私は27項目中20項目当てはまっていました。11項目以上当てはまる場合はHSPとのことで、どうやら私もHSPのようです。


またHSPの特徴については、新宿ストレスクリニックさんの記事がとてもわかりやすかったので、引用させていただきます。

HSPの方は、周囲の状況にとても敏感です。
アーロン博士によると、HSPには「DOES(ダズ)」と名付けた4つの特性があるといいます。

Depth of processing】 考え方が複雑で、深く考えてから行動する
・一を聞いて、十のことを想像し、考えられる
・調べ物をはじめると深く掘り下げ、その知識の広さを周りに驚かれる
・お世辞や嘲笑をすぐに見抜いてしまう
・物事を始めるまでにあれこれ考え、時間がかかる
・その場限りの快楽よりも、生き方や哲学的なものごとに興味があり、浅い人間や話が嫌い

Overstimulation】 刺激に敏感で疲れやすい
・人混みや大きな音が苦手
・友達との時間は楽しいものの、気疲れしやすく帰宅すると、どっと疲れている
・映画や音楽、本などの芸術作品に感動して泣く
・人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない
・些細なことに過剰なほど驚いてしまう

Empathy and emotional responsiveness】 人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい
・人が怒られていると自分のことのように感じ、傷ついたり、お腹が痛くなったりする
・悲しい映画や本などの登場人物に感情移入し、号泣する
・人のちょっとした仕草、目線、声音などに敏感で、期限や思っていることがわかる
・言葉を話せない幼児や動物の気持ちも察することができる

Sensitivity to subtleties】 あらゆる感覚がするどい
・冷蔵庫の機械音や時計の音が気になってしまう
・強い光や日光のまぶしさなどが苦手
・近くにいる人の口臭やタバコの臭いで気分が悪くなる
・カフェインや添加物に敏感に反応してしまう
・肌着のタグなどチクチクする素材が我慢できないほど気になる
・第六感がはたらき、よく当たる

HSPについていろいろ調べていくうちに、これまで自分の性格に対して「なんで私はこんな特性なんだ…」と疑問に感じていたものがHSPの特性であるとわかり、スッキリしました。

以下は自分がHSPだと気づいて納得した私の特性です。

私はものごとを深く考えることがとても好きです。noteも自分の考えたことを整理して記録したいと思い、始めました。
誰かの送別会など、他人のことでもすぐに泣いてしまうので「涙もろいね」「またすぐ泣くんでしょ?」とよく言われます。ちょっとしたことでもびっくりしやすいので「ビビりだね」とよく言われます。
また、周りの些細な変化によく気づくので「気が利くね」「よく気づくね」ともよく言われます。
そして、勉強したいとき、周りに気になるものや気になる音が少しでもあるとなかなか集中できません。ましてや音楽を聞きながら勉強なんて、できません。車のにおいやおしゃれなお店のにおいは苦手で、その場に居ることさえも辛くなります。

もしかすると、これを読んでくださっている方にも当てはまるところがあるかもしれません。



しかし、HSPの人が一番敏感なのは対人関係だと思います。

私の場合、対人関係の中でも「会話」に対して特に敏感です。

HSPは人の表情のちょっとした変化にも敏感なので、自分が話しているときも相手がどんな気持ちなのかを読み取ってしまいます。

もし語尾や口調、言葉の言い回しなどの失敗をしたとき(その時の状況にあった言い方ができなかったとき)は、それをいつまでも引きずって、自分を責めてしまうことが多いです。

”自分の発言で相手に嫌な思いをさせてしまったかもしれない”
”あのときこう言っておけばよかった”
”どうしてあんな言い方をしてしまったんだ”


きっとほかの人が聞いたら、「(語尾や言い回しなんて)そんな小さいことはわざわざ気にすることではない」と言うかもしれません。

けれどもHSPは相手の気持ちがわかるからこそ、自分の発言に敏感になってしまう。
相手の痛みがわかるから、自分が相手に痛みを与えてしまったときに気づきやすい。
私も、これまで自分の発言でたくさん後悔をしてきました。



でも、そもそも考えてみると、普通は相手が傷ついたとき、自分にとってはそこまでの痛みではないはずなんです。

HSPは、誰かの痛みを自分のことのように感じられるから、自分が相手を傷つけてしまったときに自分も傷ついてしまうのだと気づきました。


まずは、“相手の痛みに気づけた”という自分を認めてあげること。

普通の人では気づかないことに気づいているあなたは、すごいです。
自分自身をそこまで責める必要はありません。

私は、一度言った過去をいつまでも後悔するのではなく、これからの未来の行動で取り返していくことが大切だと思います。

残念ながら、一度言ってしまった言葉を取り消すことは困難です。
しかし、”相手に寄り添った行動”ができるHSPなら、これからの行動でこれまで以上の関係がきっと必ず築けるはずです。


私はHSPのカウンセラーなどではなく、そこらへんにいるちょっと思慮深い大学生です。
よってHSPの方を勇気づけられるような秀でた文章を書くことはできませんが、自分自身の経験として気づいたことをここに記録しておきます。

もし、“私も当てはまる...!”と共感していただける方がいれば、嬉しいことこの上なしです。



PS:いろいろ調べてみたところ、どうやら私はHSPの中でもHSS型HSPであると気づきました。
HSS(High Sensation Seeking)については、また次の機会に。



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