詩/少年の夏
空を見上げて
コーラを一気に
飲み干した、夏。
無数の泡が
細い喉の内ではじけた。
胸にささった
「さようなら」の文字も、そのとき
はじけて消えたように思えた
詩集「この上なく美しきもの」(2008年)より
初公開作品
©️2024九竜なな也
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
空を見上げて
コーラを一気に
飲み干した、夏。
無数の泡が
細い喉の内ではじけた。
胸にささった
「さようなら」の文字も、そのとき
はじけて消えたように思えた
詩集「この上なく美しきもの」(2008年)より
初公開作品
©️2024九竜なな也
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?