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【思考(おもかん)】「クマの手カフェ」と人形劇

こんにちは。おおかみの人です。

今回のトップ画像は、【クマの手カフェ】でコーヒーを受け取るおおかみくん(想像図)。
くまって、もこもこもふもふしていて、ぎゅっと抱きしめたくなっちゃいますよね。




今回の【おもかん】のテーマは…

クマの手カフェ

です。

昨日のことですが、こんなニュースを目にしました。

記事を見ていない方のために簡単にご説明すると、バレンタインの期間限定で、大阪の阪急うめだ本店にて【クマの手カフェ】というものがオープンしているそうです。

クマの手カフェ】とは?

そのカフェに行くと、穴の空いた壁にカーテンが下がっていて、コーヒーやおやつを注文すると、カーテンで仕切られた穴の向こうからほわほわのくまさんの手がにゅっ!と伸びてきて、注文した商品を渡してくれるのです🐻👐

渡してくれたくまさんにバイバイ、と手を振ったり、もふもふの手をにぎにぎしたり…
特に小さなお子さんには大人気のようです。


このちょっと変わったカフェ、一体どんなところなのでしょう?
気になって、ニュースの続きを見ていると…


接客をするくまさんに扮しているのは、うつ病や気分の落ち込みなど生きづらさを抱える方々で、お客さんと直接対面して接客したりするのが難しいなど、事情を抱えた人…繊細な人たちです。
そんな繊細な人たちが働けるように、クマの手カフェでは、店員のくまさんとお客さんの間に壁を挟むことで働く人の心の負担を減らしています。
また、お客さんに喜んでもらうことで、働くことに喜びを感じながら仕事ができ、万が一困ったことがあってもサポート体制がしっかりしているので、働く側も安心して働くことができるのです。


壁を1枚挟んで、顔が見られない安心感の中で仕事をする…


人形劇と一緒だな、と思いました。

人形劇も、黒衣という薄皮1枚を隔てて演技をします。
この黒衣があることで、自分の素顔を見られていない安心感というか…ある意味自分の心を解放して、自由な演技ができるようになるのです。

実際、人形劇に携わる人たちの中にはシャイな人も多いのです。
有名な例を上げると、NHKのテレビ人形劇などでご活躍されている人形操演師の山田はるかさんは、ものすごくシャイな方で、ご自身のお顔が写真に撮られたりするのはとても苦手なんだそうです(以前NHK【プロフェッショナル仕事の流儀】で山田さんが特集されていた時に知りました)。


…わたしは今、仕事に就いていません。
どんな仕事でも、それがもし工場の仕事のような対物の仕事だったとしても、対人の不安は常について回ります。

でも、そこに、クマの手カフェの壁のような、或いは、人形劇で使う黒衣のような、【目隠し】になるものがあったとしたら

働く側はきっと、安心して落ち着いて仕事ができるし、気持ちの上でも何ものにも縛られずに仕事ができるでしょう。

サービスを受けるお客さんの側から見ても、きっといいことはたくさんあるはず。
このクマの手カフェがいい例です。
顔の見えない接客だけれど、たくさんのお客さんが喜んで帰っていったり、リピーターがいるのを見れば一目瞭然です。


わたしは、人形劇という広い世界の片隅にいますが、やっぱり人前で顔を晒して演技をするのがものすごく苦手です。
でも、自分の演技で喜んでもらえた経験が何度もあるので、その嬉しさは誰よりも知っているつもりです。

いつかわたしも、クマの手カフェで働く人たちのように、黒衣という薄い壁を1枚隔てて、観客の皆さんに喜んでもらえるような、そんな人形劇がしたい。
改めて、そう思いました。

おわりに、クマの手カフェさんのホームページとインスタ・Twitterのページをご紹介します。
気になる方は是非覗いてみてくださいね。

クマの手カフェホームページはこちら↓

クマの手カフェInstagramはこちら↓(埋め込みがうまく機能してません💦)

https://www.instagram.com/kumanote_cafe.osaka/

クマの手カフェTwitterはこちら↓


金沢にも、クマの手カフェができてくれたらいいな…と、思ったところで今回はおしまいです。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

次回は…相変わらず未定です。
楽しい話、ほっこりできるお話…をお届けできたら嬉しいなあと思っています。

次回もお楽しみに。それでは。

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