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ドラマ『コウノドリ』を見て、心も考え方も、一歩成長した私。
こんにちは、今回は最近見て印象に残っている“コウノドリ“というドラマの感想を書いてみた。
ここで、まず私事なのだが、実は私は歯科医学生である。
将来は歯科医になることを目指し、最近は実習や試験に追われている…
昨年、学校の授業で、“出生前診断“についてディベートをした。
出生前診断とは、簡単に言うと、出生前の胎児の遺伝子疾患や染色体異常の有無を調べる検査である。染色体異常の疾患には、ダウン症(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミー、などがある。
ディベートでは、始めは、出生前診断に賛成の立場で反対の意見を持つチームを納得させるように論争した後、今度はこちらが反対の立場になって意見や、論理をぶつけ合うと言うように、両方の立場を経験した。
正直、出生前診断に関しては、とてもナイーブな課題であり、私自身、考えがまとまらず、どちらの立場の時も、意見を言うのが怖かった。
人それぞれ思うところがあり、正解も、間違いも、絶対も、決して存在しない。ヒトの生命に関する事柄は、丁寧に考えていかなくてはいけないと思う。
ここからは、少々、ドラマのネタバレになってしまうし、命の選択という事柄について記述するので、気になってしまう方は、また違う記事で会いましょう。
ドラマに出てくる妊婦さんは出生前診断というものをよく知らずに、出生前診断を受けた。
結果、お腹の中の赤ちゃんにダウン症の陽性反応があることがわかった。
お母さんは大変動揺して、ショックを受けていた。お腹の赤ちゃんは、不妊治療の末、やっとのことで授かった子供であった。
最初お母さんとお父さんは、お腹の子供を諦める選択をした。
自分たちに育てられる自信がないし、親族たちが、産むことを反対していたから。
でもお母さんはずっと迷っていた。
医師のすすめのもと、ダウン症の子供を育てるお母さん達と交流をもち、意見を聞いたり、ダウン症の子供たちと、遊んだりした。
ドラマの中で、ダウン症の子を育てているお母さんは、
『出生前診断で、どうしてダウン症、18トリソミー、13トリソミーの3つの染色体異常の子たちだけ、はじかれてしまうの?、いつかこういう子たちはいなくなってしまうよ』と言っていた。
お腹の中の子供を産むか悩んでいたお母さんは、産むことを決めた。
一方で、お腹の子供を諦めたお母さんも登場する。
諦めたお母さんにも葛藤があったし、諦めた子供を堕したあと、お母さんは子供を抱いた。
両方のお母さんの葛藤、苦悩、を描き、現代の社会で子育てをする上で、壁がたくさんあるとことが伝わってきた。。
以前の私は?
学校でディベートをした時は、
両者のお母さんの気持ちをはっきりと実感することが出来なかった。
子供を諦めるお母さんの気持ちって?
産むと決めたお母さんの気持ちって?
両者の家族の気持ちって?
苦しい?悲しい?希望?仕方ない?覚悟???
本当にそうなのかな?
私は子供を産んだことも、育てたことも無いから、お母さんの子供に対する深い愛情を実感できていなかった。
こんなにお母さんて子供のこととなると一生懸命なの?と驚いた。
このドラマを見て、
この回に限らず、全ての回で、
お母さん、お父さんの、生まれてくる子供に対する愛情が、底無しに深い事を感じた。
妊娠期間が短く、低体重出生児で生まれてきた赤ちゃん、病気のある赤ちゃん、何度も流産を経験したお母さん、やっとのことで授かった赤ちゃん、高齢出産のお母さん、子供を産んで死んでしまうお母さん、生きて生まれてこられなかった赤ちゃん、など、
各回、悲しいお話もあるのだが、それと同じくらい、もしくはそれよりもたくさんのハッピーな出来事や、奇跡、お母さんお父さんの一生懸命な気持ちが伝わった。
楽しみに、大切に、頑張って
お腹の中で育ててきたからこそ、
深い愛情と、母性を持つ一方で、悲しみや、責任を感じてしまうお母さんたちの姿も描かれていた。
自身の気持ちの変化
私は、お母さんの愛情をひしひしと感じると同時に、
それがプレッシャーになったり、
自分を苦しめる時があった。
でも、コウノドリを見て、自分もこんなふうに、切望されて生まれたんだった。
そういえば、私のお母さんも、自分の身を投げ打ってでも、私を守ってくれていた。
と思い出した。
結論として
全人類に、お母さんとお父さんがいる。
いろんな理由があって、問題を抱え、苦悩を抱えていたりするけれど、
もちろんハッピーな感情も存在していて、
全人類、この世に生を受けたことは奇跡だな
と思わせてくれるドラマだった。
見てよかった。
命の尊さを学んだというと、難しく聞こえてしまうが、
結局、生命の誕生には、さまざまな奇跡が重なって、今みんなはいるんだよっていう話。
皆さんに見てもらえたらうれしいです。
そして自分の心に湧いてくるいろんな感情に耳を傾けて、吟味していけたらいいなとおもいます。
自分も、他の人も、みんなを
大切に思いたい今日この頃であります。。。。
では、また次回〜
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