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NHKフェイク・バスターズ「“出版の自由”と医療情報」について、ファクトチェックしてみた


08/05 NHKでフェイク・バスターズ「“出版の自由”と医療情報」が放送されました。

配信期限 : 8/12(金) 午後10:43 まで

新型コロナ・ワクチンやガンについての市販本にはフェイク情報が有るから気をつけろという内容の番組です。

ここでは、新型コロナワクチンに関する本をどのように番組が評価したのか調べてみます。

番組では以下の手順で本を調べました。

  1. 2022/01/13にAmazonに新しいアカウント作成した

  2. 本で「新型コロナワクチン」を検索

  3. Amazonの「おすすめ順の上位10冊」を調査対象にした

  4. 「メディアドクター研究会」メンバーに10冊を読み込んでもらった(人数不明)

  5. 10冊の内、正しいと判断された本は4冊、6冊は「科学的根拠が不十分」なものが含まれていると判定


フェイク・バスターズが誤情報と判定した内容とその理由

■ ケース1

6冊の内の1冊は、3ヶ月連続で売れ筋TOP20、個人クリニックの開業医で、
「新型コロナウイルスはまだ、その存在は証明されていない」
と書いている。
しかし、本の出版前に各国の公的機関がウイルスを確認したとする論文が複数発表されているので、この情報はフェイクであると解説しています。


■ ケース2

以下のような記述が有った。
「断言する。『専門家ほど今は打たない!!』と」
しかし、本が出版される1ヶ月前から医師への接種が始まっており、本の発売日には35万人が接種していたので、この情報はフェイクである。


■ ケース3

ある国立大学の名誉教授が書いた本には、
「ドイツでワクチンを接種した70人中16人が死亡した」
という記述が有ったが「記事が配信されていた」とだけ書かれており、引用元や統計データがなかったので、この情報は「科学的な裏付けがない筆者の主張」に過ぎない。


NHKがフェイクとする3つのケースを検証


■ ケース1のファクトチェック

「新型コロナウイルスはまだ、その存在は証明されていない」

番組で紹介されていた国立感染症研究所のプレスリリースです。

それでは、プレスリリースではなく、論文や分離した研究者の名前に関する情報は有るのでしょうか?
上野敬氏が国立感染症研究所へ情報公開請求をしたところ、国立感染症研究所は当該行政文書が無いという理由で不開示を決定しました。

分離に成功したなら世界に誇れる業績といえるのに、なぜ公開できないのか疑問です。

また、ドイツの実業家のグループが、コロナウイルスの存在を証明したら約2億円の賞金を提供すると発表しています。ウイルスの単離など難しい条件は有りますが、国立感染症研究所はコロナウイルス単体の映像を撮影しており不可能ではないと思います。
これまで、ウイルスの存在証明を持ち込んだケースは無いそうです。

私個人では、武漢1と言われる初期型ウイルスはSARSと似た劇症型の肺炎を起こすウイルスが存在したと思っています。ACE2に感染する特徴を持っていました。
しかし、すぐに変異が進み感染力が高まる一方、病原性は低下していきました。
デルタ株以降は、ワクチンを接種してない人ならただの風邪レベルのウイルスと思います。

初期のウイルスで亡くなった人の平均年齢は80歳を超えています。
そのうち9割は何かの持病が有った人です。

テレビに出る専門家が言うような、全国民が恐れなくてはいけないウイルスの存在証明を出せと言えば、誰も出せないはずです。


■ ケース2のファクトチェック

「断言する。『専門家ほど今は打たない!!』と」

医療関係者が35万人接種したことは事実ですが、医療従事者全員がウイルスやワクチンの専門家ではありません。

それでは、世界トップレベルのウイルスやワクチンの専門家はなんと言っているのでしょうか?

上のリンクに有るように、mRNAワクチンの開発者や世界的な市販ワクチン設計者、ノーベル賞受賞者、ファイザーの元副社長までがmRNAワクチンの接種に反対しています。日本国内でも、本当に専門性の高い研究者はほぼ全員接種に反対しています。
テレビに出ている学者はたいした業績の無い、世界的に見れば無名の学者ばかりです。
彼らは、製薬会社や米国のCDC、WHOの言ってることをリピートしているだけです。

ファイザーのCEOブーラ氏は「自分は健康だからワクチン接種は必要ない」とインタビューに答える動画が残っています。

WHOのテドロス事務局長。接種日を答えられません。

『専門家ほど今は打たない!!』は事実です。


■ ケース3のファクトチェック

「ドイツでワクチンを接種した70人中16人が死亡した」

この情報源は、ドイツの Kla.tv という独立系のテレビ局です。非常に優れたドキュメンタリー番組を制作しています。(日本語サイト
ドイツのライプチヒ郊外の ”Am Auenwald” という老人ホームで入所者へワクチンを一斉に接種したら70名中、16名が死亡したという事実が有ります。

ドイツメディアは、ワクチンを接種していたことに触れず新型コロナで死亡したというフェイクニュースを流しました。
私が尊敬する めいこさんが字幕を付けた動画で確認できます。

原文を確認してないので定かではありませんが「情報源に関する説明が不十分であった」という指摘だと思います。この部分だけを切り取って、名誉教授が書いた本全部の信頼性がないと思わせるような解説は不適切で、悪意のある印象操作に感じます。

「メディアドクター研究会」が正しいと判定した書籍を検証

番組で情報が正しいとされた4冊の書籍。ボカシが甘いので判別できます。


① 新型コロナとワクチンわたしたちは正しかったのか 峰宗太郎、山中浩之著

ミスリード大賞14位、こびナビの峰宗太郎氏です。
一番最初は、ワクチンに慎重な姿勢を見せていましたが、こびナビに毒されワクチン推進派になりました。ツイッターも撤収し見なくなりましたが、感染研に居るらしいです。


② 日米で診療に当たる医師ら10人が総力回答! 山田悠史、コロワくんサポーターズ著

山田悠史氏は、反論できない質問は無視するようです。


③ 新型コロナワクチン本当の「真実」 宮坂昌之著

ミスリード大賞16位、宮坂昌之氏です。

④ 新型コロナワクチン 知らないと不都合な真実 峰宗太郎、山中浩之著

著者は①と同じです。
コメントで教えてもらいました。Thanks😊。


結局、メディアドクター研究会の正誤の判定基準は、WHOやCDC、製薬会社の発表内容と一致しているかどうかということでしか無いと考えられます。
臨床からの問題提起レポートや、世界の統計情報、世界のトップ科学者達の論文や動画の発信は見てないか、見ても理解できないのでしょう。

メディアドクター研究会が誤情報としなかったこと


2022年1月時点の「反ワクチン本」と言われる本には、概ね以下のようなことが書かれています。

  • 新型コロナワクチンには、血管毒性があり微小血栓が毛細血管に詰まる

  • 若い人の心筋炎や心膜炎のリスクが異常に高く危険である

  • 新型コロナの病原性はそれほど高くなく、全ての人に対してワクチンは必要ない

  • ワクチンにはHIVウイルスの断片と思われるゲノム配列が数カ所挿入されている

  • コロナウイルは、研究所で開発された形跡があり、PCR検査も合わせて用意されていた

  • PCR検査は感染症の検査に適していない、新型コロナの検査試薬には欠点が有る

  • ワクチン成分は血液脳関門を通過して脳に入り脳に炎症を起こす

  • ワクチン成分は、全身へ広がり、卵巣や精巣にも悪影響を与える可能性が有る

  • ワクチンを接種すると流産を起こす可能性が有る

  • ワクチンを接種すると男女ともに不妊になる可能性が有る

  • ワクチンを接種した母親の母乳で赤ちゃんがワクチン副反応と同じ症状で死亡した

  • 新型コロナの治療には、イベルメクチン、ヒドロキシクロロキンが有効である

メディアドクター研究会は、これらの点も当然査読したはずです。そして臨床報告や統計データを見ればこれらの項目がフェイクでないことが理解できるはずです。

番組では、これらの主要な問題点の記述については評価を紹介せず、上に挙げた3つのケースのような些細な点を取り上げてフェイク情報のレッテルを貼り、本全体の主張を否定しようとしています。

これは、NHKが毎度行っている「印象操作」と言えます。

堂々と、反ワクチン本が主題としている「ワクチンの危険性」についてのメディアドクター研究会の評価を報じないのは姑息であると言えます。

上記項目に対して異論がなかったのだとすれば、反ワクチン本に書かれているワクチンの危険性は、事実であることになります。

前回のフェイク・バスターズも酷かったですが、まるで反省していません。

参考記事

https://note.com/76598712/n/n290ffcb9ac81

以上