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いい職場の基準は、「休みたければ、休める職場」

2月が始まり寒い日が続きながらも、少しずつ、春の気配も感じられてきた。

noteを書くのが久しぶりになってしまった。

仕事のせいにしたくないけど、どうしてもせずにはいられないような、多忙すぎる毎日が、今やっとひと段落した。

そんな忙しい日々が始まったのは秋が深まってきた10月下旬。

面接のコーディネートが始まった。

次々に入る申し込みに、1件1件の日程の調整と、会場の手配をしていく。見込みは50件。それを一人でこなそうとしていた。

みんなが、私の様子を見て、「最近大変そうだね。」と、そういう。

けど、「手伝おうか?」とは誰も言わない。

そしてもちろん手伝ってもらえるなんて期待もしてない。

期待しないのは、自分も相手に「手伝いましょうか?」とは言わないから。

皆が目の前の自分の仕事にいっぱいいっぱいで、他の人のことなんてかまっていられないのだ。

致命的なミスを起こす

11月下旬。コーディネートが始まって1か月ほど。

私は、メール内容の誤送信というミスを起こしてしまった。

これは結構大きな問題らしく、取引先から組織の体制の問題であると指摘が入り社長が呼ばれた。

日ごろの軽微なミスなんて大量起こしているので、そのミスと何が違うのか、なぜそこまで大きな問題とされているのか、理解していなかった。

そこで社長も改めたのか、状況の把握をし始めて、ようやくサポート役をつけてくれると言った。

人に教えることの労力

ずっと一人でこなしていたことを2人で行おうとすると、いくつかコストがかかる。

本当に忙しい時、教えるための時間と労力さえも惜しいと思う。

仕事が津波のように襲ってくる。波に飲み込まれながら仕事をしている。

そんな時、誰かからの助け舟を出も、「教える暇なんてあるわけない」と、乗り損ねてしまう。

私の心はギリギリのところに来ていたと思う。

誰かに頼らなくてはいけないのに、その日に絶対にこなさなくてはいけないことが、次々出てくる。

気が付いたら、面接の申し込みは100件を超えていた。

「もうミスれない。絶対にミスをしてはいけない。でも自分はまた同じことを繰り返してしまうのではないか。」

そう思うと、心が沈み込むような、怖さを覚える。

教える勇気

ほどんどの仕事にも、大小はあるが、仕事の波がある。いったん落ち着くときがある。

ようやく、仕事に少しの余裕が出てきたのが、1月中旬。

私はこの隙に、一番その仕事に向いていそうな人に助けを求めた。

これまでの仕事の内容、進め方、経緯、ミスの原因等々。

時間にして、約45分。

時間がもったいない思い、手伝ってもらうための時間を取ることにあんなに躊躇していたのに、案外すんなり説明が終わってしまった。

代休が取れた

ようやく二人体制で仕事が進んでいくようになった。

2月に入り、私は代休を申請した。

二人体制になる前は、平日に休みを取ることなんて、絶対に無理だった。

今は、休みを取りたければ、前の日に少し時間を取って、打ち合わせをすればいい。

平日に何の心配もなく、仕事を休めるのは、なんて気分がいいのだろう。

頼まれている仕事を進めていってくれる同僚の協力があってのこと。感謝しなければ。

私の心は軽やかだった。

休みたければ、ちゃんと休める職場

メンタル不調になる職場は、自分がいなくては回らない職場・休んでいても仕事が気になって気持ちが休まらない職場。

自分自身がそのような状況におかれていたら要注意。

自分がいなくたって、1日2日は大丈夫。そんな職場環境か。

そうでなければ、「それはまずいこと」と思うこと。

そして、休むための行動を起こしてみる。そしたら案外、私みたいに楽になるかも。

でもどうしても、どう頑張っても、休めない場合。

それはたぶん、組織が間違ってる。決して自分が悪いわけではない。

そんな職場は離れても、マイナスに働かないんじゃないかな。

転職を決める一つの基準にしよう。












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