「送り火を」-若旦さんの単純な散文#18
今年もお盆が終わりました。
お盆期間中、友人が久々に実家に戻ってきたということで、少し遊びに行ったのですが、その道中に田んぼがありました。相変わらず蝉の声は響いているのですが、何やら赤い影が。
赤とんぼでした。
よくみてみると、田んぼの稲もまだ青くは有るものの、少しばかり実が膨らんで、頭が下がり始めている様子。
日本の夏も盛りを過ぎ、ゆっくりゆっくりと実りの季節へ進んでいることを実感しました。
さて、肝心の送り火ですが、天気の影響で少し時間が遅れたものの、雨間を縫って無事に全点火されました。
雨が降ったお陰か空気が澄んでいつもよりも大きくて綺麗なような気がしました。
3年ぶりの全点灯、皆さん迷わずにお帰りにならたのでは、いやむしろ見惚れてギリギリまで帰るのが遅くなりはしないだろうか。
そんな風なことを思いました。
本店は17日〜19日の3日間、少し遅めの盆休みをいただきますが、
ご容赦あれかし…
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