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Onward(Oculus Quest版)を最速レビュー【VR】

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Oculus Questに『Onward』が来たぞぉおおおおおおお!!


ということで皆さんこんにちは、なでしこ大和です⚔

今回は、2020年7月31日(日本時間の)午前2時にOculusストアで販売を開始したマルチプレイ型VR FPSゲーム『Onward』を最速でレビューします。



ぼく自身、Oculus QuestのVRFPSゲームは過去に
『Pavlov:Shack』
『 Contractors』
をプレイしてきた経験があるので、それらと比較をしながら書いていきます。


OnwardやOculus QuestのVRFPSゲームに興味がある人はぜひ参考にしてみてください👼


Onwardをまだダウンロードしていない人はOculusストアへGO!


1 Onwardの概要


OnwardはアメリカのサンフランシスコにあるDownpour Interactive合同会社が生み出したVRのFPSゲームです。

元々は2016年の8月に、SteamでPCVR向け(Oculus Rift, HTC VIVE, Valve Indexなど)に販売されてたものでした。

キャプチャ

(引用:steamより)



それをOculus Quest用に最適化し、2020年7月31日(日本時間の)午前2時にOculusストアにて販売を開始しました。


Oculus Questをまだ持ってない人向けに7000文字で書いたレビュー記事を紹介しておきます👼


そして驚くべきことは、PCVR向けのSteam版でできることがOculus Quest版でも全て行えることです。
(カスタムマップ機能は今後に追加予定とのことでした)

制作者曰く、ゲーミングPCの恩恵を受けることのできないスタンドアローン機のOculus Questに最適化する日々は「まさに地獄のようだった」とのこと。


PCVR版も同じタイミングでアップデートされており、Oculus Quest版とのクロスプレイが可能となっています。




2 Onwardに期待していたこと「倍率スコープ」


ぼくが個人的にOnwardに一番期待していたことは、倍率サイトやスコープの存在です。

Pavlov: ShackやContractorsには倍率サイトやスコープがありませんでした。

つまりホロサイトかドットサイト、またはアイアンサイトくらいしかないという、とても寂しい状態です。

OculusQuestがスタンドアローン型であるがゆえに十分な性能がなく、描写負荷が高いであろう倍率スコープ類はしばしばオミットせざる負えなかったのだと思います。



(そもそもPavlov: ShackやContractorsはサイドクエストから無料でダウンロードできる"あくまでベータ版")

無料でマルチプレイを遊べるだけで十分ありがたいのですが、倍率サイト類が無いとどうしても物足りなく感じてしまいます。


しかし、Oculus Quest版Onwardの公式PVでは、ちゃんとスコープや倍率サイト類が確認されました!


これにはめちゃくちゃテンションが上がりました👼


事前の期待度はMAX!
ということで、実際にOnwardを数時間プレイしてみたので、レビューを書いていこうと思います。



3 所感・レビュー

3-1 Oculus Questに最適化されたグラフィック


グラフィックはOculus Questに最適化されていて、とてもキレイに見えました。



グラフィックについてPavlovやContractorsと比べると、

例えば、銃自体のグラフィックで言えばOnwardよりもPavlovよりもContractorsが一番きれいに思えます。

「これは金属でできてるんだ」と分かる光沢や、武器によってはセレクター部分に書かれた文字まで細かく描写されています。

c1キャプチャ

(Contractorsよりスクリーンショット)


しかし、Oculus QuestはPCVRと比べるとどうしても画質(解像度)が低くなってしまいます。

スクリーンショットとVRゴーグル越しでは、見えてる景色がけっこう変わります。

何より、Oculus Questのディスプレイはスクリーンドア効果(ドットの隙間が目立って網目模様が見えてしまう現象)がけっこう目立つんですよね。

それによって、細かい文字はどうしても潰れて見えたり、ぼやけてしまいます。

(まぁ試合に熱中すると全く気にならないんですけどね!)



Onwardの場合


Onwardは銃のテクスチャ(画像)からは、最初から「細かい描写は極力省いてクッキリ見えるようにするぜ」という意気込みを感じました。

小さい文字は最初から(良い感じに)潰されており、ディテールの輪郭がぼやけないように太めに描写されています。

(下の動画を見ると分かりやすいかもです👼)


これらの工夫によって、多少解像度が低くてスクリーンドア効果が目立ちがちなOculus Questでも、ぼやけることなくハッキリと物が見えるので、違和感なく快適にプレイできます。

とても良い工夫だと思いました。



3-2 ゲーム性は想像の3倍ハードコアでした


実際にマルチプレイをしてみて最初に感じたのが、想像以上にハードコア(リアル志向)なゲーム性だということです。

マップはとても広く、敵がどこにいるか分からない緊張感がリアルな戦場の空気感を作り出しています。



リスポーンなしのチームデスマッチが(おそらく)メインモードであることから、Onwardはカジュアル寄りではなくハードコア寄りのゲームなんだと伝わってきます。


最もカジュアルなのがPavlovで、最もハードコアなのがOnward、カジュアル寄りの中間にContractorsという印象です。


・Pavlov→狭めのマップでドンパチ

・Contractors→サバゲ―感

・Onward→戦場感



3-3 武器の種類・カスタマイズ性


Onwardは武器のカスタマイズ性が最も高いと感じました。

・倍率サイト&スコープ
・ブースター(マグニファイア)
・レーザーサイト
・バイポッド
・斜めドットサイト

などなど。
PavlovやContractorsにはない魅力的なアクセサリーが登場します。


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モダンチックなガチガチカスタムができるのでとても満足です👼


武器の種類も豊富でした。
何種類あるのか数えたわけではありませんが、PavlovやContractorと同じくらいあります。

西側と東側とで装備できる武器が異なるのもおもしろポイントです。



3-4 録画の音ズレの特性


Oculus Questには録画機能(ビデオショット)がありますが、音ズレすることでも有名だと思います(笑)
案の定Onwardでも音ズレしました。

しかし、Onwardの場合は"良い音ズレ"の特性だったので紹介します。


Oculus Questのビデオショットはなぜか音ズレが発生し、音ズレの特性がアプリごとに異なります。

例えば、PavlovやContractorsの録画データは

・映像と音声との長さが異なる
・全体的に音ズレする

という特性があります。
(提供元不明のアプリだから?)



なので、最初に数秒を修正すれば残りの音声が全て映像と一致するわけではなく、数十秒経つとまた音ズレし始めるというとてもやっかいな特性を持っていました。

特にFPSゲームの場合、射撃と銃声音を合わせないと違和感MAXになってしまいます。


contractorsotozureキャプチャ


(動画編集がとても面倒でした…)



Onwardの場合

一方で、Onwardも音ズレはするんですが、
映像と音声の長さが一緒で、かつ最初のズレを合わせれば残りの音声も全て一致するという素晴らしい特性を持っていました。



これによって動画編集が比較的楽になります。
ありがとうOnward👼

(本当は音ズレしないでほしい笑)



5 不満点


Onwardを遊んでいて感じた不満点は、ライフルのセミオート/フルオートが切り替えられないことです。

"移動しない状態でスティック押し込み"で切り替えれました



6 まとめ


OnwardはOculus Questで遊べるマルチプレイFPSゲームの中では比較的クオリティが高く、動作も安定していて(たまにカクつく時あり)、とても満足のいくものでした。

2500円払った価値は十分あったと思います。

さらに今後アップデートでカスタムマップ(MOD)機能が追加されるらしいので、とても楽しみです。

ぜひ戦場で会いましょう!


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最後まで読んでいただきありがとうございました!