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NYでオフ・ブロードウェイ「SLEEP NO MORE」を見て衝撃を受けた話

はじめ

2020年が始まって、コロナの存在が見え隠れし始めた頃、カリフォルニアから弾丸で行ったニューヨーク。オフ・ブロードウェイ「SLEEP NO MORE(スリープ・ノー・モア)」、どうしても体験したかった。それが本当に凄かった。そんな話。

NY到着

夕方に到着。ニューヨークは雪。空港から町中まで行くUberの運転手は、どうやら雪道の運転に慣れていなかったらしく、恐怖のドライブ。本当に手汗が凄かった。本当は行ってみたかったお店もあったけど、雪のドライブに冷や汗でいくつか断念した。

大雪の翌日は快晴。自由の女神から見たマンハッタンの風景は、空が澄んでいてとても綺麗だった。

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SLEEP NO MOREに出会う

その後、SLEEP NO MOREへ。ネタバレでほとんど何も書けないけど、数階建ての建物の中で繰り広げられるお芝居を、お客さんそれぞれが自分の好きな場所で好きなように見る。見る人によって見るものが違って、100人いたら見るものは100通りになる、みたいなもの。

舞台のお芝居を見る体験を、ガラッと変えたその構成の作り方が本当に凄かった。何よりもそのクオリティの高さが半端なかった。緻密な計算がされていて、全く違和感を感じさせない世界観。本当に自分が舞台の中の世界に居るような感覚。マジでこんな事できるのかと思った。劇場を出た後はなんだかもうショックで、何か撮らなきゃと思って撮った唯一の写真。アングルも怪しい。

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友人には、コロナが落ち着いたら、是非ここに連れて行かせて欲しいと言っている。そして、何かエンターテイメントに関わることをしようと決めたのも、この劇場を出た時。元々お芝居も舞台も好きだったけど、こんな面白い世界があるんだって思った。人生初の衝撃という感じ。

その日の夜に撮ったタイムズスクエア。ちゃっかりブロードウェイの「WICKED」も見たけれど、昼間の衝撃が大きすぎて、あんまり頭に入ってこなかった。笑 ごめんなさい。

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日本に帰ってきて

この後、アメリカでから日本に帰任して、舞台お芝居に浸かり始める。日本に帰ってきて一番初めに見た舞台は、コロナ禍で赤字覚悟、三谷幸喜さんの大泉洋さん主演「大地」。ひよこが生まれて初めて見た物を親だと思うと言うように、そこで大泉洋さんの演技やトーク力に惹かれ、トークやセリフを何本も覚える日々。さらに、生まれ育った関西の吉本新喜劇を見直して、小籔千豊さんのトークを繰り返し聴く日々。この話はまた今度、してみたいなと思う。

演劇を含むエンタメは「不急」かもしれませんが決して「不要」ではありません。それは半分しか入っていない客席からの、満席の時にも負けない熱い拍手が教えてくれました。(大泉洋さん)「大地」コメント

この言葉は、今の自分を支えている気がしている。

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