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読書記録2021

少ない冊数ですが、今年も記録として残しておきます。

雨はコーラが飲めない(江國香織)

マイエッセーブームの時に読んでいた一冊。ほとんどの話でその場でかけている音楽について触れられるのだけど、今迄触れたことのない曲ばかりですごく新鮮だった。きっと江國さんと同じ年代の方が読んだら懐かしいものなんだろう。その音楽を聴きながら一話ずつ読むのが楽しかった。


青くて、痛くて、脆い(住野よる)

ひりひりしました。なんとなく帯の文句で予想はしていたけれど見たくないところをまざまざと見せられた感じ。一度読んで、何度も直視できる勇気がなくて手放しましたが読んでよかったと思います。映画を見るか悩んでいます。


D坂の殺人事件(江戸川乱歩)

やっぱり江戸川乱歩は面白い。怪人二十面相シリーズばかり読んできたので殺人ものは初めてでした。短編集なので読みやすかったです。「地獄の道化師」という本全体の後半を占めている短編(中編)があるのですが江戸川乱歩の不気味演出と人間のグロテスクさがあって居心地悪くて好きでした。最近また江戸川乱歩の短編集を買いました(暗黒星)が、これもすでに気持ち悪い展開をしていて楽しいです。


三毛猫ホームズの四季(赤川次郎)

赤川次郎も履修しなければと思い購入。三毛猫ホームズは名探偵コナンでもオマージュされていましたね。赤川次郎作品特有の展開はありつつ(これ自体はあんまり好きじゃない、笑)猫で中和されるのと、あと会話ベースで話が進むのでするすると読めました。


グラスホッパー(伊坂幸太郎)

初めて読みました伊坂幸太郎。ミステリーチックな話かなと思っていたのですがどちらかというとバトル小説でした。伊坂幸太郎の文章の癖みたいなのを感じつつ、3日で読了。これも実写映画化されているようですが、グロいのはそんなに得意ではないので見るのをためらっています。


新釈走れメロス(森見登美彦)

立ち読みして面白そうだったので購入。まだ山月記しか読めていません。高校の授業で現代文に躓いた人は読んだらいいかもしれない。大学生の今が一番読むのに旬だろうなと思った。藪の中、桜の森の満開の下、百物語は原作を読んでから読みたいところだけどすべて読み終えるのはいつになることやら。まだ家には三島由紀夫の金閣寺が眠っているというのに。。。


今年読んだ本は以上です。まるまる読み切ったのだと5冊。少ない。買った冊数は倍以上なので積読させてしまっている本達を年末年始で読了本へ昇華させる予定です。

ちなみに今は「暗黒星(江戸川乱歩)」と「ナナメの夕暮れ(若林正恭)」と「僕の人生には事件が起きない(岩井勇気)」とを三角食べしています。後半2冊は確実にM-1の影響を受けています。お笑いあまり好きじゃなくても面白いと思います。


#読書感想文 #読んだ本2021  #読書記録


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