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地獄耳という

地獄耳という。
大変よく聴こえる耳らしい。どういう意味で地獄と名付けたのか知りませんが、地獄の底まで聴こえるという意味ではないだろうか。

SNSが盛んになって、知りたくもないことまで知ることができる時代になりました。SNSトラブルというのも多いようで、小学生や中学生の間でも問題となっているようです。
どうしてこういうことを書いているかというと昨日は娘の中学校で会合がありました。SNSについて。私も一応役員に名を連ねていますので会合に出席しました。テーマはSNSの使い方について啓発していこうというものでした。

地獄耳というのは塞ごうとしても勝手に聴こえてきてしまうものなのでしょうか、それとも聴こうとするから聴こえるものなのでしょうか。
人間誰しも聴こうとするものを聴きます。「何を言ったかではなく、誰が言ったか」というのはよくある話。そう考えますと地獄耳は聴こうとすることをどこまでも聴くことができる耳なのだと思います。

SNSでトラブルになっている一部には地獄耳の存在が考えられます。地獄耳という商品があるのならぜひ買ってみたいという人もいることでしょう。以外と隠れたベストセラーになっていたりするかもしれません。アップグレードバージョンとか出たりして、毎年少しずつバージョンアップしていく。しまいにはサブスクにして一定使用料を払ってもらうのもいいかもしれない。それでも人気のサービスとなりそうです。

それだけ自分がどういう評価をされているのかを知りたかったり、他人の秘密を知りたかったりするのだと思うと、裡には不安が潜んでいるのでしょう。誰にも言えない不安。それを聴き取る地獄耳とのイタチごっこが始まりそうです。

整体では耳というのは腎臓が司っていると考えます。地獄耳の人は腎臓が過剰に働いているのだろうから草臥れないように注意しないといけません。腎臓が草臥れてくると急に不安や恐怖を感じるようになります。腎臓が弱い人は不安や恐怖を感じやすいのです。だったら地獄耳を手に入れるより腎臓の手当てをした方が裡にある不安もなくなるのではないかと思います。
いかんいかん、そんなことしたら地獄耳が売れなくなってしまいますね。

読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。