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梅雨時期の身体調整 - 皮膚呼吸から腎臓へ

日本全国、まだ梅雨ではありませんが、湿度が増えてきましたので、湿気が増えてくると皮膚呼吸が弱くなります。
そうするとむくみやすくなったり、元々むくみやすい人はむくみが増えたりします。
 
皮膚の汗腺から体内の水分が蒸発しますから、湿気が増えてきますと汗腺からの蒸発がうまく行かなくなります。
蒸発がうまく行かないと、その分だけ水分を体外に排出するために排尿機能を使って水を体外に出します。
そうなると腎臓は仕事量が増えて、負担がかかりますから、腎臓が弱い人はみんなむくんできます。
腎臓が強い人は特にそこまで問題がありません。
 
気温が上がってきて、暑くなってきたら、お手洗いの回数が増えたという人がいらっしゃいます。

冬の夜、寝ていて、急に起きてお手洗いに立つという人はいらっしゃいますが、寒いからお手洗いに起きるのだろうと思っていたら、案外暑くなってきてからの方がお手洗いの回数が増えるということが出てきます。

これは腎臓がちゃんと働いて、身体から水を出そうとする働きです。
お手洗いの回数が増えたとて、これは異常ではありません。
異常ではない証拠にお手洗いから帰ってきて、布団に戻ったら、案外スッと眠れているはずです。

この時にスッと眠れないのは別の原因です。
 
この時期はとにかくむくみやすいですので、腎臓のお手当てをよーくよーくなさるのがよいでしょう。
ご家庭からでもできる腎臓のお手当ては腰を捻ることです。
腰を捻るだけなのですが、これが案外難しかったりします。効果は絶大にありますので、常日頃からしておかれるのが、腎臓を強くする秘訣です。

そういえば最近、腰の異常を訴える人が増えました。
何だか知らないけど朝起きたら腰が痛い。
夜寝る前になると腰が痛い。
ところが背骨を観察してみても、そこまでの異常ではない。
でもなぜかいつも腰が痛い腰が痛いと言っている人がいらっしゃいます。

これは腎臓の系統が動きだそうとしている、捻れて行って、腎臓が動き出す準備をしているからです。
腰の真ん中にあります腰椎3番という骨は腎臓と深い関係にあります。
腎臓が動き出そうと準備を始めると、この骨が捻れてきます。
最近の腰痛と腰椎3番の捻れ現象は深い関係があります。腰痛に限らず、腰がだるい、何となく身体がだるいという人も腰椎3番が捻れていることが多いです。

これまで皮膚呼吸に頼っていたものが、湿気が増え、皮膚呼吸に頼れなくなります。皮膚呼吸から腎臓に移行する移行期間のようなものです。
 
会社とかでも、新しい部署に異動したときなどは、引継ぎとかそういった準備が必要です。あれがなかなか大変だったりします。
経験を積んでくると、別のやり方に移行するのに時間がかかったりします。
 
移行期間の痛みなどに困る場合は、身体をとにかくよく捻る。 
徹底的に捻るようにしておくと、移行期間に伴う痛みは消えてきます。

これからの季節は腎臓のお手当てをしっかりなさってください。


読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。