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孤独を愛する骨

 自ら孤独になろうとする人がいる。そういう意味では孤独を愛する人もいるし、そもそもその人が持っている特徴的にも孤独になろうとする傾向がある人もいる。

 その人がその人らしくあることについて、それが健康にいいだとか悪いだとか決めつけれるものではないと思います。

「孤独」は健康に良くない――。なんとなく感覚的には分かるけれど、本当のところはどうなのか。社会的つながりと健康の関係について研究している、東京大学高齢社会総合研究機構の村山洋史・特任講師(40)に尋ねると、心身に影響を与えるメカニズムが見えてきた。(構成・太田航)
「孤独」(loneliness)は主観的なもので、孤独感のことです。「孤立」(isolation)は「社会的孤立」とも言いますが、友人がいない、ほかの人と連絡を取っていないといった、客観的な状態を指します。「孤独」と「孤立」のどちらも健康に悪いということが分かってきました。
孤独感にもつながる「社会的つながりの少なさ」が死亡率に与える影響を調べた研究は様々あります。結果は少しずつ違うのですが、それらを集めて分析した研究が2010年に出版されました(※1)。不健康の王道のような、喫煙、飲み過ぎ、太り過ぎ、運動不足よりも強い影響力があるという結果が出ています。同様に、「孤独」や「孤立」も、死亡率をかなり引き上げることが分かっています。

 社会的なつながりが少ないと困ったときなんかに頼ることができる人が少ないわけですから、困るだろうなということは想像できます。でも、そのためにと言ってはなんですが、そのためにいらぬストレスを抱えている人もいます。

 とくに腰椎5番という骨が飛び出している人。そういう人たちは生来的に孤独を愛する傾向にあるようです。

 パーティーに参加してみたはいいけれども、他の参加者と上手く談笑したりして楽しむことがなかなかできない。パーティーに参加すること自体はキライではないのだけれど、みんなとワイワイすることには疲れてしまう。むしろみんなが楽しそうにしている姿を観ているのがすきだ。

 こういった感受性を持っている人もいるのです。

 こういった人が人の輪の中に入って何かをしようとすること自体がストレスです。

 腰椎5番が飛び出している人でもそれほど孤独を愛さないタイプの人もいます。腰椎5番が飛び出している人は考える前に行動するか、考えに考えに考え抜いたあげく行動することができない人です。

 考えても行動できない人ってなんだか現代人に多いタイプのようにも思えます。

 だから「とにかく行動しよう!」的な書籍も流行るんじゃないでしょうか?

 そう考えると、多くの人が孤独感を感じていますし、孤独を愛して、孤独の方向性に進んでいるのかもしれません。

 誰とでもつながればいいというものではありませんし、余計なつながりはじぶんの時間さえも奪われてしまいます。


 ほんとうにじぶんが価値があると思える仲間や友人とのつながりに特化し、そこでのコミュニティーをたいせつにすることが一番なのかもしれません。


 孤独を愛することってそれはそれで美学のようなものだったりするんですよね。おひとりさまが増える時代に孤独を楽しめないっていうほうが意外と生きにくいんじゃないでしょうか。


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