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春と言えば?

 急に寒くなりましたね。

 これだけ急な気温の変化があると、体調を崩される人も多いのではないでしょうか?

 整体では2月になり、立春が過ぎますと、徐々に春の身体の準備が始まると考えています。

 春の身体というのはどういう身体なのかといいますと、春の陽氣を取り入れるように身体が徐々に開いてくるのです。

 人間の身体は四季の変化に応じて変化していきます。

 真冬の気温が低くて雪が降り積もっているようなときの身体と、真夏の太陽が燦々と照り、セミが鳴いて、高校野球を観ているときの身体とは全くと言っていいほど違う身体なのです。

 春と秋はそれぞれの準備期間と言いますか、徐々に移行していく期間と言えます。

 春と秋に身体の異常をきたす人が多いのはこのためです。

 冬仕様の身体が夏仕様の身体へと変わっていきます。そのときに上手く変化、対応できないため異常が起きます。

 春になりますと、花粉症や頭痛、関節痛、のぼせなどが起きます。これは秋冬仕様の身体が春夏用の身体へと変化するために起きるものです。

 うまく変化できない人が花粉症や頭痛、関節痛、のぼせなどを引き起こします。めまいなども同様です。


 いまは2月ですので2月の話をしましょう。

 2月は後頭部と言われています。

 どういうことか?といいますと、2月は後頭部の季節なのです。


 2月には後頭部が大きく変化してきます。後頭部が春の準備を始めるのです。この後頭部に異常が出てきますと、まず起こるのが眠りの異常です。

 なんだか春になると、いつもいつも眠たい。きちんと睡眠時間はとっているはずなのに眠い。そういう人は後頭部の異常があるかもしれません。

 春眠暁を覚えず、っていう春の言葉もあるくらいですから、後頭部の異常がある人が多いということでしょう。


 実際に触ってみても、睡眠に異常がある人は後頭部がブヨブヨしています。これを調整してあげることで睡眠の調整ができるのですから不思議なものです。

 後頭部を強く打ち付けたことのある人なんかが、眠りの異常があることがあります。それは後頭部の異常による眠りの異常です。

 そう考えますと、プロレスラーがバックドロップという技、後頭部を強くマットに打ち付ける技があるのですが、そういったことを繰り返していますと後頭部の異常は間違いなく起こるでしょう。

 プロレスラーは意外と睡眠障害を持っている人が多いかもしれませんね。


 他にはじぶんでも忘れるくらい小さいころにバタッとこけてしまい、後頭部を強く打った、とかもあるかもしれませんね。

 睡眠に異常というのはけっこうみなさん悩んでおられるみたいです。


 スマホを見てしまうからとか、ゲームをしてしまうからとか、ブルーライトがとか、いろいろ言いますが後頭部から見直した方がいいかもしれません。


 2月は後頭部の季節と言いました。じゃあ3月は?4月は?と続いていきます。でも2月は春のはじまりですから、2月がうまく乗り切れないと3月には花粉症の到来を待つこととなります。

 本来、花粉症は前年の冬から調整しないといけないものですので、今月2月から対応してどうこうなるものではないかもしれませんが、季節の波に乗る身体を得るための第一歩になることは間違いありません。


 後頭部は生殖器の動きとも関係しています。生殖器といいますといわゆるホルモンの系統ですね。ホルモン系統の動きは後頭部のはたらきに関係しています。

 ホルモンのはたらきと言いましても男性はあんまりピンとこないかもしれません。しかし、女性はホルモン依存型ですので、女性こそ春に体調を崩す人が増える傾向にあります。そういった意味でも女性はとても繊細です。ホルモン系統の動きやはたらきってあんまり目に見えてわかるということはないですもんね。

 男性はそういう意味でも鈍いんでしょうね。頑丈とか丈夫というより鈍感。鈍いんです。男性は多少鈍くないといけないように本能的にできています。

 ですから、女性のみなさま、多くのことを男性に求めないようにしてあげてくださいね。


 さて、後頭部をどのように調整したらいいのか?といいますと、蒸しタオルを作って後頭部を温めることをおすすめ致します。

 このときに蒸しタオルで後頭部の髪がぬれてしまわないように、もう一枚かわいたタオルで覆うなどの工夫がひつようです。


 春の異常というのはさまざまな形で現れます。むしろ花粉症などというのはわかりやすい例なのかもしれません。

 なんだか最近スッキリしないな・・・そういった小さなことも春の異常のことがあります。

 春先に起こります心理的な低迷も春の異常のひとつです。

 このnoteを読んでいただいた方々が、春をうまく乗りこなす身体を手にすることを願います。


 本日もお読みいただき、ありがとうございます。


 



読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。