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私が"会社"という"場所"をつくる理由

「貧しいを理由に何かを諦める人のいない社会」を創りたい
「一緒に挑戦しよう、その夢叶えよう」と言える場所を創りたい
これが私が会社を立ち上げた理由です。

車の窓越しに手を差し伸べてくる子どもたち。

同時、小学2年生だった私に飛び込んできた景色。
世界には、兄弟や家族のために働いている人たちがいるんだ、という衝撃。 物乞いをしてくる子達に「お金をあげてダメだよ」と言ってくる父と叔父。

学校では「困っている人がいたら、助けましょう」と教わってきたのになんでだろう? そう思ったのが今考えると初めて"子どもの貧困"を知ったきっかけだったのかもしれません。
そこから、"国際協力"で社会問題を解決することができることを知ったのが中学高校生の時です。 毎週のように話に来てくださる国際社会で活躍される方々。 かっこいいな、私も皆さんのように誰かに寄り添って、社会と戦って、一人でも多くの人たちに"希望"を作れる仕事がしたい。そう思いました。

しかし、まだまだ現場も、現状も、そこで暮らす人が何を考えて、どんな生活をしているのかも、何もかも知りませんでした。
そのため、大学時代は普段は日本の「子どもの貧困支援」をしている団体で活動し、休みになると東南アジア中を飛び回り現場を知ろうと努めました。 そこで出会ったのは「貧しいから」と沢山のことを諦めてる、でも今を生きようとする笑顔の絶えない人たちでした。 私は、みんなにいつもいつも助けられて、救われて、迎え入れてもらっているのに、 ふとした瞬間に話してくれる"夢" や "希望"を「一緒に叶えよう」と言えないことに何度も何度ももどかしく悔しい思いをしてきました。


ある日、5歳の女の子が私に「私は高校を卒業したら働くように言われている。だから今勉強する意味なんてない」 と話してきました。 私はその子に「今奨学金をくれている人がいるように、もし本当にやりたいことがあって、頑張ったら、大学に行くための支援をしてくれる人がいるかもしれないよ」 そんな言葉しかかけることができませんでした。 その時、誰かが私の目の前にいる人の将来を変えてくれるのを待っていては、私が十分力をつけてから・・・とほざいている間に、 目の前にいる子ども達は大人になって、今持っている希望を叶えられずに終わってしまうかもしれない。 だったら最短で、1人でも多くの子ども達が自分の希望を追いかけ続けられる、挑戦を選択できる場所を私が創らなくては。 そう思ったのが大学3年生の時です。

それから今の事業を立ち上げるまで3年近い年月が経ってしまいましたが、、、 これからは「一緒に挑戦しよう」「その夢叶えるために努力してみる?」 そう声をかけていける環境を世界中に作っていきたい、と思っています。

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