【倫理的思考スキル】前編
倫理的思考とは、ロジカルシンキングともいいビジネスを行う際に、この倫理的思考を理解していないとビジネスでの成功はありえません。
重要な項目なので前編と後編でまとめていきます。
では行きましょう!
【結論】
掛け算の法則で、スキルがあっても倫理思考スキルがなければ無意味。
Q.ラーメン屋の売上げと利益を考えてください。
座席数:13席
場所:浜松町駅近
従業員:3人
ラーメン価格:650円
A.答えはありません。
なぜなら、お客さまがどのくらい来店するか分からないからです。
ここでは答えの正解・不正解ではなく、考え方の正解・不正解が重要であり
この思考力をフェルミ推定と言います。
まずはグラフの書き方から始めましょう。
顧客視点を論理的に証明、追求することがビジネスでは最重要
ここでは売上げがなぜ119万円になったのか、どういう風なロジックで答えにたどり着いたのかが大切です。 顧客の視点を倫理的に証明、追求することがビジネスでは最重要であり、何故この事業をやるのか、何故このサービスをやるのかを倫理的思考で説明できれば事業は成功します。
式が分かれば数字を当てはめることにより答えになります。
ロジカルシンキングは、答えの正解・不正解ではなく、式の正解・不正解が重要でありどんなビジネスにも対応できます。
「人間はなんでも自分中心に考えてしまいます」
コピルニクスの地動説思考がビジネスでは最重要
自分の事業への思い込みは一旦捨てて、自分の見えている視点は決して正しくないと疑い続けることがビジネスを行う上で重要です。
自分の視点ではなく、顧客の視点を倫理的に証明・追求することがビジネスでは最重要です。
「なぜ事業がうまくいかなくなるのか?」
人は物事をドラマチック化してしまう習性がある。
Q. 世界で予防接種を受けられない子供達は何%いますか?
・20% ・50% ・80%
A. 20%
殆どの方が80%と思ったかもしれません。
その理由は、人間にはTVで観た映像をドラマチックに物事を見る本能があるからです。しかし、冷静になってデータを見ると約80%の子供達は予防接種を受けられているのです。
「自分の思い込みは捨ててください」 自分の考えは正しい。ではなく人の考えを自分の考えをマッチングさせて
倫理的に証明していくこれがビジネスの条件なのです。
捨てなければいけない考え
分断思考とは、、、
まず、人間の分断本能をなくすことが重要であり、この世界は単純に二つに分断することはできない。
上記の図のように完全に二つに分断するのではなく、白か黒という前にそこにはいろんなグラデーションがあり、灰色などグラデーションの理解がビジネスには必要不可欠です。
なぜ二つに分けていると上手くいかないのか、、、 例えば、飲食店を開くとき、立地が大切だと思いますよね?
立地が大切だと思ったときに二つに分けるのが交通量なのです。
交通量が多いといい条件、少ないと悪い条件という分け方をします。
交通量が多いところにネガティブな意見は少ないし、
交通量が少ないところにポジティブな意見を持つ人も少ない
まずは人間の分断本能をなくすことが重要
飲食店で上手に経営できていないお店は、売上げは上がっているが上記の図にあるような経費がかさむことによって倒産する店がほとんどです。
裏通りにある中華料理屋とかは経費が掛からないので長く続いている傾向にある。 ビジネスに重要なのは、売上げではなく利益を残すことができるか。
一概に交通量で2つに分断をしていたら、何も上手くいかないので、分断したものをもっと細分化してグラデーションを考えるのが重要になる
2つ目の本能 ネガティブ本能
ネガティブ本能とは共感です。人間はネガティブな事にすごく共感します。
例えば、保育園落ちた死ね事件 → 保育園落ちた死ね=共感
→ 保育園入れた良し=無共感
メディアのネガティブセンサーのコントロール術は有名で、交通事故で子どもが死亡などのニュースは家族の涙をわざと放送して共感を得ることにより
視聴率獲得を狙っているのです。 ネガティブセンサー 例:ソフトバンク通信障害後の約5日間で1万件以上の解約
このニュースをみて凄まじい解約と思う方もいると思います。 しかし、日本の1億7000万回線のうち23%がソフトバンクであり、回線数で言うと、約3910万回線です。
そして、年間の解約率2%=782,000解約/年
782,000解約/365日=2142件/日
2142件×5日=10712件 このデータを見ると通信障害は全く関係ないのです。 このことから、普段見るもの聞くものは一度疑って下調べし、そしてロジカルに考えてみることにより事実がわかる。わかるとデータにできデータにできるから成功します。
このようにビジネスを作っていくのです。
メディアの裏付けというものがとても重要。
自分の感情や感覚を定義化して証明することが重要。
感情に流されずにサービスを定量化してロジカルに組み立てていくと必ず
どんなサービスでも上手くいきます。
長くなりましたが、ここまでが前編となります!
ではまた、次回の後編で!