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西部劇の流行と『デュード・ランチ(観光牧場)』

KENZOです。

1920年代のアメリカは
自動車産業が栄え、景気は絶好調。

日本でいうとバブル期の状態。
アメリカ国民は誰もが
この好景気が続くと思っていた。

しかし1929年、株価の大暴落が起こり、
アメリカ経済は大恐慌時代に突入。

当時のアメリカ大統領、
フランクリン・ルーズベルトが
ニューディール政策を発令したおかげで
なんとか最悪の事態は免れた。

でも、不景気は不景気。

アメリカの経済は世界中に飛び火し、
全世界規模での不況が訪れてしまった。

世界的な不況の中なので
当然、西海岸の牧場主たちも
景気の良い話はなく赤字経営が続いていた。

そうなると必然的に
新しい事業に手を出していくことになる。

富裕層をターゲットにした観光事業だ。

そして観光のために解放された牧場が
デュード・ランチ』。

当時ハリウッドが
西部劇に力を入れていたこともあり
アメリカにウェスタンブームが巻き起こっていた。

休日になれば多くの富裕層が
デュード・ランチを訪れ、
ハリウッドカウボーイの世界を堪能した。

結果、デュード・ランチは
大成功をおさめたのである。

この流行もあり、
作業着としてのジーンズが
カウボーイ衣装としてのジーンズ、
つまりジーンズのファッション化の先駆けとなった。


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