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ジーンズのアタリは記憶のトリガー

KENZOです。

大学生の頃、
「色の濃いジーンズが欲しい!」

そう思い、なんとなく選んだのが
ビームスのジーンズ。

まぁビームスだから間違いないでしょ。

くらいの気持ちで買った。

いわゆる「生デニム」と呼ばれる
ジーンズを穿いたのはこの時が初めてだった。

びっくりするくらいの硬さ。

大学生なので、講義を聞いていても
締め付けられて足が痛くなる。

ずっと座っていると
キ○タマも痛くなってくる。

まだジーンズの穿き方も洗い方も
知らない時代。

その頃の私は、漠然と
「ジーンズは洗わないで穿く」
どこかで聞き覚えのある言葉を信じていた。

今思えば、「好きに穿いて、好きに洗え」
この言葉が1番よく合う服だと思う。

ただ、どういう仕上がりにしたいか!
それによっては洗わない方が良い時期もある。

もういつ洗ったのかも
どのくらい穿いたのかも忘れたけど
今もそのジーンズは手元に残っている。

でもそのジーンズを見るたびに
あの頃の記憶が蘇ってくる。

右のフロントポケットには
iPhone5Sを入れていたなぁ。

右バックポケットには
ポールスミスの二つ折り財布。

左フロント、左バックポケットは
何も入れてなかったなぁ。

当時着ていた白のTシャツ、
なんか青くなってたけど
ジーンズの色移りだったんだなぁ。

そういえば友人も同じ物を持っていた。
そいつもジーンズ穿き始めたなぁ。

とかいろいろな記憶が
蘇ってくる。

普段は忘れていることでも、
ジーンズを見れば思い出すこともある。

もちろん今穿いているジーンズにも
いろいろなアタリがついている。

私にとってジーンズは
記憶を引き出すトリガーでもある。



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