デニムができるまでvol.1【綿の栽培・収穫】
KENZOです。
ジーンズの素材であるデニム生地
どうやってできているか知っていますか?
綿の栽培・収穫
紡績
染色
製織(せいしょく)
整理加工
品質検査
このような順序でできています。
私たちの手に届くまでには
多くの過程を踏んでいるんですね。
この記事では「綿の栽培・収穫」について解説しています。
綿の栽培・収穫
綿(コットン)は約4000年以上前から
栽培されていたことがわかっている。
綿花の栽培は、80カ国以上に上ります。
主な原産国は、アメリカ、インド、中国、
オーストラリア、ブラジル、アフリカなどで、
日本で使う原綿は主にアメリカや
オーストラリアから輸入されています。
オーガニックコットン
「オーガニックコットン100%」
このようなジーンズを見たことがないでしょうか?
NudieJeansさんなどがそうですね。
ではオーガニックコットンとはなんなのか?
綿花の栽培の条件として、
日当たりの良い土地と水資源がある。
最近では、栽培速度を速めるための薬剤や
害虫を防ぐための殺虫剤などの「農薬」が
多量に使われていることが多い
この「農薬」の使用が、
綿花を栽培する農民の健康問題になっている。
そこで注目されているのが、
「農薬」を使わない従来の綿栽培。
農民の健康や環境への配慮が
アメリカなどの先進国の消費者から湧き起こっています。
生育の効率が悪くなり、コストも高くなってしまいます。
しかし、それでも良い。その配慮が大切。
こうして「オーガニックコットン」
と呼ばれるコットンが生まれました。
綿花・綿糸
綿花で重要なのは、一つ一つの綿の繊維の長さです。
繊維長により綿は5つに分類されます。
超長繊維:34.9mm以上
長線維 :28.6〜33.3mm以上
中長繊維:26.2〜27.8mm
中繊維 :20.6〜25.4mm
短繊維 :20.6mm
綿花は農産物のため、天候の影響をモロに受けます。
その年々で品質が不安定では困るので、
品質を安定させるために2〜3種類の綿花を混綿します。
より高品質なデニムを作るためには
原綿・原糸の選定が重要になります。
長いからいい、というものではなく、
しなやかで、強力で、ボリュームがあって染色性が良いなど
より上級な原綿の種類を選定する必要があります。
まとめ
綿花の栽培には、日当たりの良い土地と適度な水資源が必要。
環境や農民への配慮から「オーガニックコットン」が注目されている。
綿花はその繊維の長さにより5種類に分類される。
品質を安定させるために混綿している。
長ければ良いは間違い。しなやか、強力、ボリュームがある、染色性が良いなどの条件がある。
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