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リーは認められた。なぜリーバイスは認められなかった?

KENZOです。

1941年日本が真珠湾攻撃をしたことにより
第二次世界大戦が勃発。

世界中を巻き込んだ4年間にもおよぶ大戦は
ジーンズ業界にも影響を与えました。

戦争への物資が優先される中、
リーバイスリーなどのデニムブランドは
素材を簡素化するように命じられました。

リーバイスでは、リベットと
アーキュエイトステッチの省略。

オンスダウンも求められましたが
それは拒否しました。

一方、リーでもコインポケットの
リベットは省略され、ボタンも
汎用品の月桂樹ボタンが使われました。

しかし、ヒップポケットのステッチ
は省略されませんでした。

リーのステッチは、飾りだけではなく
ポケットについている当て布を
縫い付けるステッチだったからです。

これまで大戦中の物資不足による節約で
ジーパンにまで影響が出たことを説明しました。

最後にリーバイスとリーの
大戦デニムの特徴をまとめておきます。

リーバイスの大戦モデルの特徴

  1. 革パッチアリ。
    後期はコーティングされた紙パッチ

  2. ペンキのアーキュエイトステッチ

  3. 月桂樹のドーナツボタン

  4. コインポケットのリベット「ナシ」

  5. サスペンダーボタン「ナシ」

  6. バックルバック「ナシ」

  7. あまり布で作ったポケットの場合もある

リー大戦モデルの特徴

  1. 月桂樹ボタン

  2. コインポケットのリベット「ナシ」

  3. ボタンフライ

  4. UFOタイプのリベット



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