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第二次世界大戦の影響はジーンズ界にも!

KENZOです。

1941年12月7日。
真珠湾攻撃
日本軍がアメリカに攻撃を仕掛け、
そこから1945年までもの間
第二次世界大戦が起こりました。

もう77年も前の出来事。

ワタシを含め、
当時のことを知る人は
どんどん減ってきています。

歴史の教科書では学びますが、
想像もつかないような世界だったのでしょう。

ワタシは中学時代くらいに
沖縄地上戦の当事者の話を
直接聞く機会がありました。

当事者の声は非常に重く、
厳しい、悲しい状況を物語っていました。

日本やアメリカをはじめ
世界中を巻き込んだ戦争ですが、
ジーンズ業界にも影響を与えていたのです。

第二次世界大戦による物資統制

戦争の激化に伴い、
戦時生産局から物資統制指導が入りました。

商品の「簡素化」を求められたのです。

常にワークウェアとしての
地位を確立していたリーバイス。

ブランドの発展を支えたリベットや
アーキュエイトステッチの省略が
余儀なくされました。

日本にはエヴィスという
お尻のマークをペンキで書いている
ブランドがありますが、
当時のリーバイスもまさにそれです。

アーキュエイトステッチは
ペンキで描かれるようになりました。

さらなる節制を求められたリーバイスは、
デニムのオンスを下げられるように求められました。

しかしここだけは妥協することができませんでした。

高品質が売りのリーバイスにとって
オンスを下げることはできませんでした。

4年間にもおよんだこの大戦は
ジーンズの生産者不足も引き起こしました。

男性が戦場に出てしまったからです。

そこで女性が労働力を補います。

ジーンズを穿いてジーンズの
生産に従事しました。

女性のジーンズへの需要が高まった背景に
第二次世界大戦の事情があったとは驚きです。

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