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訪問介護ヘルパーが「いや」にならないためにできること7つ

訪問介護ヘルパーとして仕事をしている皆さん、お疲れ様です。
訪問介護をしていると訪問介護の仕事自体がしんどくなってくることがあります。メンタルがしんどくなる7つのケースで対処法をお伝えします。いろんな対処法があると思いますのでこれが全てではありませんが、参考の一つとして読んでいただけたらと思います。

自分の環境をベースにして利用者を見ない

「どうして家族はこうされないんだろう…」
「この状態じゃかわいそう…」
「もっとこうしてあげたらいいのに…」

訪問するといろんなことが見えてきます。それを自分の価値観で見るとストレスに感じることがあります。確かに自分が思っている通りにすればもっと良くなるかもしれません。でも私たちの仕事はケアプランに書かれていることをおこなってサポートすることです。

利用者や家族、またはケアマネが状況を知っていてそれで良いと考えているならそれ以上は私たちが背負うものではありません。情報を上司やケアマネに伝えたらあとは仕事に集中しましょう。

「できること」と「できないこと」を把握する

介護保険法や総合支援法では、ヘルパーができることとできないことが定められています。地域や事業所や行政によって違いはありますが、できることとできないことを把握することはストレスを減らす方法の一つです。

ヘルパーには仕事ができる範囲が決まっているので、それ以外のことは自分のエリアではないと言うことになります。つまり自分の範囲以外のことは考えなくても良いと言うことになります。自分の仕事範囲を知っていると不必要なことを考えなくても良くなります。

ネットで調べるとできることとできないことのリストが出てきます。3年に1度の法改正で変更があるので、できるだけ新しいものを参考にすると良いでしょう。

必要な時にはNOと言う

利用者から頼まれたことが仕事内容に含まれていない場合、「これぐらいいいか」とついついしてしまうことがありますか?ケースバイケースだと思いますが、それがストレスの要因になることがあります。

利用者も頼みやすい人にはどうしても頼んでしまう傾向があります。「これぐらい」がどんどんエスカレートしてしまうもの。最初は親切心でしていたことが負担になってくることもあります。「他の人もやってくれる」「前の事業所はやってくれた」と言われても断ることも大切です。断りにくいと思ったら、「上司に聞いてみるね」と言って保留にして確認するようにしましょう。

話を聞き過ぎない

中には悩みを抱えている利用者もいて、その内容をヘルパーに話してくることがあります。毎回、その話題ということもあるでしょう。中には精神疾患でとても重い話をされる人もいます。

親切心から親身になって聞いているとそれがストレスになる場合があります。話を聞いてあげるのは大切ですが、聞き過ぎないように注意しましょう。できることとして、その話題をこちらからふらないことと、話題を変えるようにすることができます。

「〇〇さん、あのけんどうなりました?」などこちらから尋ねると思い話が始まってしまいます。事前にいくつか話題にできることを考えておくことができます。「〇〇で今〜をしてるんですって」「今日のこれからの天気は下り坂みたいですね〜」などこちらから話題を振るようにして対処しましょう。

他のヘルパーと自分を比べない

一人の利用者に複数のヘルパーが入っているということがあります。この場合、他のヘルパーを自分を比べてしまうとストレスになります。それぞれ、得意なことと苦手なことがあります。利用者との相性もあるでしょう。

比べてもいいことはありません。もしかしたら利用者があからさまに言葉や態度で他のヘルパーを好んでいることがわかることもあるでしょう。でも自分のことを嫌だと思っているわけではないこともあります。

競争したり張り合ったりしてもストレスが増えるだけです。「仕事」をしっかりおこなっているならそれでOKとしましょう。割り切るのも大事なのです。

80%で仕事する

仕事をゆとりを持っておこなったり、利用者との良い関係を保つには80%で仕事をすることをお勧めします。

例えば、コップに飲み物を入れる場合どれほど入れるでしょうか?入るからと言って一番上まで入れる人はまずいないでしょう。おそらく80%程度まで入れると思います。そうすることでこぼれたり運ぶことに異常に集中力を必要とすることは無くなります。

仕事の面でも80%で行うことでゆとりを持つことができます。100%まで行うことで疲れ切ったりすることも避けることができるでしょう。

時間のオーバーを避ける

利用者の中には毎回、時間がオーバーしてしまうところもあるかもしれません。「5分くらいいいか」と考えますか?12回オーバーすると1時間になります。このちょっとしたサービス残業は積み重なると大きなストレスになるかもしれません。

「自分が段取りよくやればオーバーしない」と感じてサービス残業するのはお勧めしません。ちゃんと仕事をしていてオーバーするなら上司に伝えて、時間内に終わるように計画してもらうことができます。

仕事を削ることができずオーバーしてしまうなら、5分といえども給与をもらうようにしましょう。最近、大手の事業所でも1分単位で給与を支払ってくれるそうです。お金のことは言いにくいかもしれませんが、事業所にとってもあなたが仕事を続けてくれる方がとてもありがたいです。可能なら気軽に話してみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回はヘルパーが「いや」にならないために何ができるか考えることができました。「いや」になる前にできることに取り組むようにしましょう。心がけや考え方を変えることで、自分の見方を変えることができます。

訪問介護をおこなってくれるヘルパーさんはとても貴重な存在です。ぜひ、自分なりに対処して仕事を続けられるといいですね!

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