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ステユーザーに対して絶望する必要はない

ステユーザーをYouTubeなどで見るたびにナチュラルのわたしたちは、絶望に似た悲哀を心のうちに抱えてしまいます。
YouTubeなどで、憧れのフィジーク選手をみつけて、その選手がやっているトレーニングや食事、サプリメントを真似しながら一生懸命やってきたのに、ある時、その人が実はユーザーだったという事を知って強烈な絶望感に襲われ、その悲哀をなかなか乗り越えられないまま悶々とした日々を過ごしている人は少なくないのではないかと思います。
今日はそんな悲哀を乗り越えていくための最初のきっかけとなるような内容ですので是非最後までご覧ください。

はじめに

ナチュラルとユーザーは、根本的な生理機能が全く異なっているため、筋トレは勿論、そのほかの全てにおいて違っています。
ステロイドを使うと、使い方によってはナチュラルの20倍の早さで筋肉がつけられると言われています。
でも、絶望する必要はありません。
ナチュラルにはナチュラルのための戦略があります。
まず今日はナチュラルとユーザーの5つの違いを確認していきたいと思います。

1.ナチュラルはユーザーのように有酸素運動をすると筋肉を失います

ナチュラルが減量の時などにユーザーのように有酸素運動を多く行ってしまうとコルチゾールの影響をうけて筋肉を失ってしまいます。
逆にユーザーは、血圧と血中脂肪、コレステロールをコントロールするために低強度の有酸素運動をナチュラルよりも多く行わなければなりません。

2.ナチュラルがユーザーのように大量のタンパク質を摂取しても意味がありません

ナチュラルはユーザーのように筋タンパク質を合成できません。
タンパク質を大量にとっても無駄になってしまいます。
ステロイドはコルチゾールの影響を無くしてしまう事に加えて筋肉を付けるために使用できるタンパク質の量を増やします。
筋タンパク質の合成率が24時間常に高い状態を維持できるためタンパク質の摂取量を増やすだけでなく、より頻繁に摂取しなければなりません。

3.ナチュラルはユーザーのように大量のカロリーは必要ありません

ナチュラルはユーザーのように大量の栄養を必要としません。
ただ脂肪が増えてしまうだけです。
ユーザーはより多くのタンパク質と共により多くのカロリーが必要です。
筋肉を付けるのにナチュラルよりはるかに効率的に栄養を使う事ができます。
さらに筋グリコーゲンの貯蔵量も増加させるので、いつもパンプしているよう見えます。
ステロイドを使うと脂肪もつきにくくなるため、多少脂質をとったとしてもナチュラルほど脂肪がつく事は無く、さらに減量中は筋肉を失ってしまう事を防いでくれます。
食事の自由度は高く、急激な増量と減量が可能です。
ナチュラルが同じ事をすると筋肉を失い脂肪をため込む結果になります。

4.ナチュラルはユーザーのように大量のサプリメントは必要ありません

ユーザーはステロイドの副作用に対抗するためにも大量のサプリメントが必要ですが、ナチュラルには必要ありません。
ユーザーは、高血圧と血中脂肪、コレステロールの増加を起こします。
それにより心臓には大きな負担がかかってしまいます。
そういった負の影響を少しでも軽くするために大量のサプリメントが必要なのです。

5.ナチュラルは減量の時にユーザーのように極端にカロリー摂取量を減らす事はできません

ユーザーは極端にカロリーをカットしてもステロイドによって筋肉を守っているので、なかなか筋肉を失う事はありませんが、ナチュラルは極端にカロリーをカットすると簡単に筋肉を失ってしまいます。
ナチュラルの減量中の筋喪失の主な原因は慢性的なコルチゾールレベルの上昇によるものです。
食事を制限する期間が長ければ長くなるほど、慢性的なコルチゾールレベルの上昇が起こってしまいます。
そうなると筋肉の喪失を防ぐのは非常に難しくなります。
しかしユーザーはコルチゾールの影響を受けないため、より急激でより厳しいダイエットをすることが可能になります。

5つの項目をおさらいすると


・ナチュラルはユーザーのように有酸素運動をすると筋肉を失う
・ナチュラルがユーザーのように大量のタンパク質を摂取しても意味がない
・ナチュラルは増量期にユーザーのように大量のカロリーは必要ない
・ナチュラルはユーザーのように大量のサプリメントは必要ない
・ナチュラルは減量の時にユーザーのように極端にカロリー摂取量を減らす  事はできない
と言う事になります。
ここから導きだされるナチュラルの戦略は、
・とにかくオフに脂肪をつけすぎない。
・タンパク質は増量期は体重×1.6以上、減量期は体重×2.3以上を目安に摂取。
・オフでもしっかりカロリーコントロールを行い、無理に食べる必要は無い
・サプリメントは必要最小限にとどめる

と言う事になります。

有酸素運動について

極端な話ではありますが、食事のコントロールをしっかりすれば、ナチュラルは無理にやらなければならないという事はありません。
気が向いた時に軽く散歩程度であれば、気分転換にもなるので良いとは思いますが、少しでも脂肪を減らそうと頑張る必要はありません。

タンパク質の摂取量について

増量期体重×1.6、減量期体重×2.3はメタアナリシスの結果によるもので、増量期は体重×1.6で筋肉成長のプラトーを迎え、減量期は体重×2.3で筋肉の損失を防げるというデータがあります。
それに基づいて、増量期は体重×1.6以上、減量期は体重×2.3以上を目安に摂取する事で必要十分な量を確保できるという事になります。
タンパク質と言ってもカロリーはカロリーです。
無駄に沢山とる事は、おすすめできません。

その他のサプリメントについて

説明した通りナチュラルはユーザーのようには必要ありません。
しかし、ユーザーが高血圧や血中脂肪、コレステロールなどに気を付けなければならないように、ナチュラルはコルチゾールの慢性的な上昇に気を付けなければなりません。
その為に例えば炭水化物の摂取量やタイミングに気を付ける必要があり、必要に応じてグルタミンなどのアミノ酸の摂取も必要になります。
だからと言って、良いと言われるものを何でもとってしまう事は無駄でしかありません。

ポイントは

ユーザーに対するアドバンテージを確保するためには無駄をなくす事がポイントになってきます。
ユーザーはとにかく何でも最大を狙いますが、ナチュラルはそれでは著しくバランスを壊してしまう結果になります。
必要な物を必要な分だけ、を見極める事がナチュラルがユーザーに勝つためには重要な考え方です。
ナチュラルのユーザーに対する最大のアドバンテージは、間違いなく健康であることです。

最後に

トレーニングにしても、食事にしてもサプリメントにしてもナチュラルは最大を狙うのではなく、最適化する事を狙うようにしましょう。
それにより、健康というアドバンテージを最大限活用する事できます。
ステロイドは、本格的に使用すると1サイクルでも、かなり高額なお金がかかってしまいます。
それを長期間続けていくことは、金銭面でも健康面でも大きな負担になる事は間違いなく、ステロイドの使用によって大きな利益を得られるような人以外が、長期間続けていくことは簡単な事ではありません。
そういった意味でもナチュラルはユーザーに対して大きなアドバンテージを持っている事になります。
もし今ステロイドを使おうか悩んでいる人がいるのであれば、そういった理由からもナチュラルのままの方が絶対に良いので、思いとどまる事をおすすめします。
もし今使っている人がいるのであれば、健康とお金を失ってしまう前にできるだけ早く使用をやめる事をおすすめします。

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