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六彦の詩まとめ
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記事一覧

詩「罪」

十字架が目に染みて、思わず膝をつく キリストを殺したことを、今や誰が許してくれようか 私の…

六彦
8か月前
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詩「36℃の女」

結局それがいいんでしょう 所詮あなたは柔和な言葉を使う 「甘やか」とか、極上の形容詞ばかり…

六彦
4年前
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詩「果つ」

今日の日はさようなら 明日は花実がつかぬよう 願います咲くよりも枯れ果つのを許して オーダ…

六彦
4年前
1

詩「敵のない朝」

廃棄区画に朝が来る そこに暮らす捨てられた親子にも 年老いた母親の病んだ泣き言に 腹を立て…

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六彦
4年前
7

詩「非現実の王国で」

頭の中のノイズが強くて食事に手もつかず 俺は熊のようにウロウロと部屋の中を丸く歩き回って…

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六彦
4年前
6

詩「沈殿するパスハ」

春の雨は詩情に曇った眼鏡を濡らす 後頭部で味わう雨粒は寂滅 凝り固まった感性を溶かす 美し…

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六彦
4年前
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詩「短い家出」

体の中からゴゴゴゴゴ 音が聞こえる 肉体という家が揺れている そこから逃げ出そうとする涙の気配に 震えているのは喉か 外に出ようとしていた いつだって鍵はかけていない我が家だ そう、長くもたない 瞳の扉は。 何度も洗われて腐食が進んだ 鼻の奥の痛みと越境 液体は垂直な崖を落ちて 美しからぬいびつな湾曲を辿り 海へは行けない 古いパジャマがこの墓場 繊維に染み入る寸前に見た 朝日の反射を永遠に球体に閉じ込めて 涙はいなくなった どうやら短い旅だった。

詩「KITTENへ」

ハロー、コネコチャン 僕の可愛い子 そろそろ来世は決まりましたか? それともとっくにお元気…

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六彦
4年前
2

詩「泉」

実在と非現実のあわいが曖昧になる寝起きのひと時に、考える 世界の美しさと、それを美しくす…

六彦
4年前
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27-2019-

まるで悪夢だよ 俺は27歳 しかも妻子がひとりずつ お前とダラダラ続くもんだと思ってた けど…

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六彦
4年前
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27-2016-

27歳で死にたい 死にたくないと思いながら死にたい 酒とドラッグに溺れて死にたい 窒息に気付…

六彦
4年前
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詩「絶世」

透明に満ちた胎盤から産まれたものが、やがて暗い透明たる海へ至るまで。 まず夜に。 ぬるい…

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六彦
4年前
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詩「多動する股関節」

君のことを思えば、右脚の股関節が鳴った 白い骨が擦れ合って軋む音が、乗り遅れた電車のベル…

六彦
5年前
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