ロシア、核兵器禁止条約で二国間査察を停止
これはBioclandesteinさんの2022/8/8のsubstack記事を「deepl」で翻訳したものです。
https://bioclandestine.substack.com/p/russia-suspends-bilateral-inspections
核の面でも大きな進展があった。ロシアは新START条約で認められていた核査察を停止した。
https://www.reuters.com/world/russia-tells-us-it-is-suspending-inspections-under-start-weapons-treaty-2022-08-08/
STARTとは、アメリカとロシア連邦の間で結ばれた核兵器削減条約。各国が保有できる戦略核弾頭の数を制限し、現在は最大1,550発に設定されている。
核兵器の制限に加えて、この条約は、すべての核運搬車や発射台の内訳、その所在、すべてを年2回データ交換で共有するよう、それぞれの側に要求している。すべての製造、移動、実験などに関する完全な透明性。ロシアと米国は、核弾頭に関するあらゆることを、お互いに伝えることになっている。
この条約では、米露の査察団が年間18回まで現地査察ができることになっている。しかし、ロシアはこれを中止すると表明している。今日、ロシア外務省は、そうせざるを得なかったと述べた。
"現在の現実を考慮しない条件での査察活動の再開を必至とするワシントンの主張の結果、この措置に踏み切った"
ロシア外務省が言う「現在の現実」が何なのか、まだ調べているが正確には分からない。しかし、米国の生物兵器製造疑惑やウクライナでの特殊軍事作戦が一因であることは間違いないだろう。
このように、バイデン氏とロシアとの会談は不調に終わっている。ロシアはもはや米国を信用していない。米国が1972年の生物兵器条約を破ったという疑惑があり、今度は米国が核兵器条約を破ったという疑惑があるようだ。
ロシアが、この協定で自分たちが平等に代表されていないと感じていることは明らかだ。
"ワシントンは米国に一方的な利益を生み出し、米国領土で査察を行う権利をロシア連邦から事実上奪っている"
ロシアはバイデン政権のアメリカ国内での核活動を検査したいようだが、アメリカは交渉を拒否している。しかし、ロシアが米国の核生産に疑問を持つようになったきっかけは何だったのだろうか？ディープステートの代理人であるウクライナで発見されたものなのだろうか？チェルノブイリだろうか？ウクライナにある4つの原子力発電所のせいなのか？
ロシアは、彼らがウクライナに移動する前に、邪悪な核活動が行われていたと信じる理由があるように思える。彼らは2022年2月25日にチェルノブイリを主張したように、作戦の最初の24時間以内に、ロシア軍にとって優先度の高い標的であることを確認した。
彼らは何かを探していた。それは見つかったのだろうか？核戦線におけるロシアの姿勢の変化は、彼らがウクライナで何かを見つけたことを示唆しています。そして今、私たちは、国際条約と州法を回避するためにウクライナを利用する米国DNCの傾向を見始めているのです。
いずれ、悪行の報いが来る。
以下は記事中にリンクのあったOpenDemocracyの記事の機械翻訳となります。👇
ロシアはいかにしてチェルノブイリを乗っ取ったか
https://www.opendemocracy.net/en/odr/chernobyl-russian-occupation-nuclear-radiation-effects/
ロシア軍が原発を1カ月以上占拠した。これは、その時の様子をお伝えしたものです
2月24日午前9時、ビャチェスラフ・ヤクシェフさんと彼の同僚89人は、チェルノブイリ原発での勤務を終えて帰宅するはずだった。
ほとんどの従業員は、近くにある専用の町スラブチチに住み、ウクライナとベラルーシの国境を2度越えて、電車で通勤している。史上最大の被害をもたらした原発事故の現場は、ウクライナ北部のベラルーシとの国境からわずか数キロのところにあり、ベラルーシはウクライナにポケットのように突き出ている。
しかし、ヤクシェフに代わって朝7時から勤務するはずの機関士、サーシャ・コバレンコはまだ到着していない。実は、コバレンコはまだ自分の列車を待っていた。後で分かったことだが、その日の朝、橋が爆破されて線路が寸断されたのだ。
上司のヴァレンティン・ゲイコ（Valentyn Geiko）氏は、「シフトチェンジはしない」と宣言した。本格的な戦争が始まったのだから、工場は厳戒態勢で臨まなければならない。やがて、工場のCCTVにロシア軍の装甲車の列が映し出され始めた。
「起きていることが非現実的だという感覚があった。『みんな、本気か？どこに行くのかわかっているのか"。ヤクシェフさんは、ロシア兵のことを思い出している。
ヤクシェフさんは、26日後の3月20日、ようやく妻と娘のもとに帰ってきた。ヤクシェフさんは、26日後の3月20日、ようやく自宅に戻った。
この2ヶ月間、ウクライナのニュース・アウトレットGratyは、ロシアによるチェルノブイリ占領がどのように進められたかをつなぎ合わせてきた。Gratyとの提携により、openDemocracyは彼らの著作の抄訳を掲載する。
今日、ウクライナの法執行機関は、ロシア軍がチェルノブイリ立ち入り禁止区域から盗んだ財産の額（現在の推定では2600万フリヴナ、または71万7000ポンド）とその責任者を調査している。
これまでのところ、検察当局は、ロシア軍を指揮して立ち入り禁止区域を占領し、略奪を命じた人物として、ロシア警察のオレグ・ヤクシェフ元帥を挙げている。
一方、チェルノブイリ原発の周辺30平方キロメートルの立ち入り禁止区域では、ロシアによる占領が放射線リスクに与える影響を、職員が解明しようとしている。
ロシアの占領が始まる
2月24日、立ち入り禁止区域にいたのは、チェルノブイリ原子力発電所の従業員だけではありません。ウクライナ国家警備隊の兵士169人が、医療スタッフ、消防士と一緒に原発を守っていた。
ウクライナのチェルノブイリ原発立入禁止区域管理局（State Agency for the Management of the Chernobyl Zone）は、立入禁止区域に侵入して探索するいわゆる「ストーカー」4人を含め、当時300人以上がいたと推定している。
その前日、4人は1986年の事故以前にソ連の発電所で働いていた人々が住んでいたプリピャチという町に入りました。16階建てのビルの間に張られた高架を歩き、その様子をドローンから撮影する予定だったのだ。侵攻が始まった後、彼らは発電所に避難することを希望した。
ロシア軍は、ベラルーシから北西のヴィルチャ村付近と北東のカマリン村付近の2カ所でチェルノブイリ立入禁止区域に入った。戦車を含む装甲車は、2月24日午後2時ごろ、チェルノブイリの主要管理棟に到着した。ウクライナ国軍は武器を下ろした。
白い腕章をつけた黒い制服の兵士たちは、すぐにガイコ監督官の事務所に押し入った。ウクライナ国防軍の司令官とともに、ロシア側の将校と大佐の2人と3時間にわたって交渉した。芸妓は交渉の詳細についてコメントしなかった。
国営チェルノブイリ原発管理会社のマクシム・シェフチュク副社長によると、捕虜となったウクライナ人国家警備隊員は、チェルノブイリ原発管理棟の地下にある2つのシェルターに住むこと、ロシア兵は原発施設に直接配属されないことなどで最終的に合意したという。
ロシア人将校は、オレグ・ヤクシェフ将軍と一緒に4階に住むことになっていた。残りのロシア人は、近くの衛生検査所を占拠し、従業員の移動について、駅のシフト担当者の許可を得るよう要求した。
夕刻には、ロシア軍はチェルノブイリ原発の立ち入り禁止区域の戦略的拠点をすべて占拠した。ロシア軍の一部は区域を支配したまま、残りはチェルノブイリから南に約90キロ離れたキエフに近いヴィショロド市へ向かっている。
ウクライナの調査団は、チェルノブイリ原発の立ち入り禁止区域にいたロシア兵の数を正確に把握できていないが、ロシアのシベリア軍管区の部隊（ロシア国家警備隊の部隊と国防省の軍人の支援を受けた部隊）の連合部隊であると明言している。
日中、職場に残っていたチェルノブイリ原発の職員のほとんどは、その日の夕食の席で初めてロシア兵を見た。
「黒装束に白い腕章。これはロシア国家警備隊の特殊部隊であることを意味する、と彼は言った。
彼によると、食堂では、今は丸腰のウクライナ国防軍の兵士も見かけたという。夕食後、従業員たちはそれぞれの職場に戻っていった。
放射性粉塵の増加
ロシアの侵攻は、立ち入り禁止区域で測定される放射線量にすぐに反映された。2月25日、チェルノブイリの自動放射線センサーが作動したのだ。
放射線センサーシステムを管理するウクライナ国営企業のセルヒイ・キレフ取締役によると、あるセンサーでは基準値が2倍から8倍になったという。しかし、キレフ氏はすぐに遠隔操作で区域内の放射線量に関する情報を受け取れなくなった。すべての通信とインターネット接続が失われたのだ。
なぜ、放射線が増えたのか？ロシア軍がチェルノブイリ地帯に入り、大型車両で広範囲を走り回ったため、放射性物質の粉塵が舞い上がったのだとキレイブは説明する。
チェルノブイリでは放射線の広がりが不均一なため、訪問者や作業員は厳密に決められたルートで移動することになっている。1986年の事故後、原発周辺には飛散した核燃料の粒子が漂うようになった。同時に、事故直後に使用された放射性廃棄物の仮置き場もこのゾーンに存在する。あるロシアの車列は、チェルノブイリで最も汚染された地域の一つである「Western Trail」と呼ばれる地域を通過した。
次にキレエフ氏のセンターがチェルノブイリ地区のセンサーからデータを受け取ったのは、侵攻から1週間余りたった3月2日であった。
「指標は下がっていた」とカレフさんは言う。これは、放射性物質を含んだほこりが、いったんは移動し、再び沈降したことを裏付けている。
人手不足、電気なし
ロシアに占領されても、エンジニアのヴャチェスラフ・ヤクシェフさん（36）は働き続けた。
彼は、NSC（New Safe Confinement）--チェルノブイリの損傷した4号機を覆う、監視システムを備えた密閉されたアーチ型の鉄骨構造物--内部のセンサーを監視していたのだ。この構造物は、事故直後に建設されたオリジナルのシェルターの上に、2019年7月に完成した。ヴィアチェスラフの職場は、NSCのシステムからデータを受け取っていた。それらは、ロシアの侵攻に関連して変化することはなかった。
発電所の従業員にとって一番の問題は、人手不足だった。キエフで戦闘と砲撃が始まると、スラブチッチへの代替ルートが断たれた。2月26日、ヴァレンティン・ガイコさんは、部下たちに職場で休むことを許した。日中は、交代で数時間寝た。夜間は、当番制で他の従業員が眠れるようにした。
インターネットや携帯電話のネットワークが遮断されても、局員は外部との通信が可能だった。固定電話を使って、芸妓はスラブチッチの発電所の管理者と連絡を取っていた。また、発電所の管理棟には、社員が親族に電話をかけられるようにブースが設けられていた。ヤクシェフさんは、「ロッカーを開けて、お茶と砂糖とタバコを持って行け」と同僚に電話したのを覚えている。
チェルノブイリの従業員は、ロシア兵と交わることのないように努めた。「内心では、お前たちはここに来て支配しているのだから、支配をやれ、俺たちは自分の仕事をする、という感じだった」とヤクシェフさんは言う。
それでもロシア軍は、放送局の職員にロシア国防省のテレビ局への出演を求めたり（拒否された）、ロシア軍の特別チームと一緒に放射線測定をするよう要求したりした（これも拒否された）、とヤクシェフさんは記憶している。
やがて、原発の問題はさらに深刻になった。3月9日、送電線の損傷で電力供給がストップしたのだ。エネルギー会社のウクレネルゴ社は、「電力は復旧しているが、キエフ近郊ではまだ戦闘が続いている。局はディーゼル発電機によるバックアップ電圧線に切り替えた。発電機には3日分の燃料があった」とヤクシェフ氏は振り返る。
作業を続けるためには、ロシア軍から、そして最終的には近くのベラルーシの町マズィールからディーゼルを調達する必要があった。
新スタッフと川渡り
1ヵ月近く経った頃、ようやく帰宅が許された。
まず、46人の新入社員が志願して発電所に行く。逆に、発電所に残っている90人のうち50人を帰らせる。残りの40人は、仕事を続けることにした。
チェルノブイリ原発の職員に加え、ウクライナ国防軍の9人（がん患者を含む）、消防士1人、「ストーカー」4人の退去を許可することになった。
新勤務者は、自分たちが無期限でチェルノブイリ原発に行くことを理解していた。このグループには2人の上司がいた。ヴォロイディミル・ファルショヴニクとセルヒイ・マクリュクである。ファルショフニクさんは、「全駐在員の中で、小さな子供がいないのは自分たちだけだった」と説明する。
マクリウクさんは、スラブチッチに残してきた親族のことが心配でたまらなかったという。この時、町はロシア軍の支配地域内に入っていたが、ロシア軍は進入を試みていなかった。ヴィアチェスラフ・ヤクシェフさんの代わりに、アパートの隣人、セルヒイ・ニュシェフさんが入った。
新しい交代要員は、モーター付きの木造船で、東へ数キロ離れたドニプロ川を渡って運ばれてきた。耳あて付きの帽子をかぶった中年男が、8人一組で駅員を運んだ。人乗りの中年男が、1人ずつ運んで1時間かけて帰ってくる。
月20日にチェルノブイリ入りした交代勤務のオレクサンドル・ロボダさんは、ロシア人が同僚を外に出さないか、ハラハラしたのを覚えている。
「船は右岸に人を乗せて行き、私たちが入れ替わり立ち替わり人を連れて帰ってくるという取り決めがあったんです。これは、協定が履行されたことを意味する。ところが、4回も空っぽで帰ってきた。これは罠ではないか、と本気で心配になった。そして、ついに女性たちを乗せたボートが戻ってきた。その時、私たちは息をのんだんです」と彼は振り返る。
対岸では、ベラルーシの国境警備隊とロシア兵が出迎え、国境を越えてチェルノブイリに送り込んだ。
ヤクシェフ技師は、「何とか後任者を育て、急いで着替えをした」と振り返る。社員は、装甲兵員輸送車に伴われ、駅を出て、船頭さんに運ばれてドニプロ川を渡った。「水が冷たくて、真っ暗な中で渡りましたよ」とヤクシェフさんは振り返る。
"娘が「お父さん、あなたは私たちのヒーローです」と絵を描いて出迎えてくれました"
ロシア軍の撤退
3月26日、チェルノブイリでの新勤務6日目、ロシア軍が突然スラブチチに入ってきた。
町にはウクライナ軍の部隊はなく、小銃を持った領邦防衛の兵士たちだけだった。町外れの検問所で3人が戦死、残りは退却し、中央広場にロシア軍の車列が走ってきた。スラブチッチのユーリ・フォミチェフ市長は当初捕虜となったが、後に釈放された。軍は抗議のために集まった住民をスタングレネードや発砲で解散させようとした。
ヴォロディミル・ファルショフニクは、戦闘の30分前に妻から電話があり、「ロシア軍が町を襲撃する」と言われたと記憶している。彼は、チェルノブイリのロシア軍司令官に何が起こっているのか、聞き出そうとした。ファルショフニクさんによると、司令官は「どこか（ロシア国防省の）高いところに電話しに走った」というが、同省は「ロシア軍はいない」と言い切った。そこでファルショフニク隊長は、チェルノブイリ原発の職員に「スラブチチを解放するまで、一切の協力はしない」と告げた。
案の定、ロシア軍人は1日後の3月27日、スラブチチを離れた。
ロシア軍は3月30日、チェルノブイリ原発の立ち入り禁止区域から完全に撤退を開始し、キエフ周辺を完全に離れた。
翌日、14台のロシア警察のバンが駅に乗り込んできた。ロシア軍は、捕らえられた残りのウクライナ国家警備隊兵士をすべて集めました。彼らは10人ずつ中庭に連れて行かれ、身体検査を受けた後、バンに乗せられました。ファルショフニクはスラブチチの発電所管理者に電話し、「あいつらが仲間を連れ去った」と同僚に知らせた。
これに対してロシア側は、マクリュクとファルシャブニクを武装警護し、通信手段を一切使わせないようにした。
マクリウクさんの記憶では、ロシア兵が帰る時、発電所の電化製品を車に積み込んでいるのが見えた。ファルショフニク氏によると、中には、より多くの盗品を車に積み込むために、装甲兵員輸送車の予備の車輪を残していった兵士もいたそうです。
ヴィショロド地区の検察官によると、ウクライナの国家警備隊はベラルーシに連れて行かれ、その後、おそらくロシア連邦に連れて行かれたとのことです。
占領後
ロシア軍が撤退した後、交代制の監督者は、占領2日目に取り外したウクライナの国旗を管理棟の前に戻した。
そして、4月3日、ウクライナ軍がチェルノブイリ入りした。管理会社のシェフチュク副所長が到着したのは、その2日後だった。ロシア軍が放射性廃棄物の仮置き場の一つである「赤い森」などで塹壕を掘り、放射性物質をまき散らしているのを発見したのだ。
「放射線安全規則では、草の上を歩いたり、ほこりをあげたりしてはいけないことになっているんだ。塹壕を掘るだけでなく、火をつけて、その空気を吸ったんだ。それがずっと続いているんだ」とシェフチェクさんは言う。
それよりも、ロシア軍が立ち入り禁止区域内のウクライナ国営企業から機材を略奪したこと、その中には区域内の放射線管理センサーからの情報を受信する放射線ステーションも含まれていることに憤慨していた。「今、主な仕事の1つは、すべてを復旧させることです」とシェフチュク氏は言う。
シェフチェク氏によると、ロシアによる占領が区域内の企業にもたらした最終的なコストは、まだ計算されていない。
しかし、チェルノブイリ原発の従業員（占領地域の市民と地元防衛隊員）5人は、他の場所で命を落としたという。
