駆り立てられている時
人はストレスを感じる状況になると
幼い頃に自分で作った脚本の世界へ入っていく
そのとき
まず最初に頭の中に流れるのは
ドライバーという
〜であれ、〜しろ
の形の命令だ。
ドライバーは
・完全であれ
・人を喜ばせろ
・努力せよ
・完全であれ
・急げ
の5つ。
人はこれらの命令に従っている時
一定の言動をする。
それをドライバー行動という。
・完全であれ
カッコに入るような言葉を使う
すなわち、あるいは、完全に、確かに、すでに行った通り、まるで〜のように、などなど
数字や文字を使って要点をまとめる
1つ、〜。2つ、〜。
高くも低くもない一定の声
指で数を数える
考える人のようにあごを触る
指先を合わせてVの字にする
まっすぐに立ちバランスが良い
話しているときによく上や脇を見る
口元は緊張し、外に引っ張られている
・人を喜ばせろ
初めに上がってあとで落ちる文章を使う
でしょ?いい?みたいな?ん?
〜とか。〜かも。〜と思う。
などの言葉を使う
声は高く、文章の終わりで高くなる
手のひらを上にして差し伸べるようなポーズ
よくうなずく
肩をすぼめるように、前かがみに相手の方へ乗り出す姿勢
眉を上げ、上目遣い
上の歯が見えるような緊張した作り笑顔
・努力せよ
〜しようとする
〜する努力をする
のような、成し遂げる代わりに努力をするという含みのある言葉を使う
難しい、できない、何?、もう一回言って?、え?、は?、意味がわからない、〜するのは大変
などをよく使う
こもった、絞り出したような声
わざとらしく、見えにくいか聞こえにくいような仕草をする
拳を握りしめる
前かがみ、猫背
眉をしかめる
眉間のシワ
・強くあれ
〜させられる
〜が私に〜をさせる
のような、受け身の、自分以外に責任を押し付けるような言い方をする
自分の事を話すときに、あるものは、人は、人々は、それは、あれは、などの距離のある言葉を使う
あれは気持ちがよかった
人は〜でなければならない
こんな状況は人にプレッシャーをかける、など
声は単調で低い
身振り手振りや表情はなく、不動感がある
姿勢は、腕や足を組んでいたり、両肘を抱えていたり、閉じられている
・急げ
早く
急げ
さっさとしろ
時間がない
などの言葉を使う
早口、言葉がつっかかる
指で机などをコツコツと叩いたり
つま先をトントンしたり
貧乏ゆすりをしたり
何度も時計を見る
イライラしたり急かされている動き
視線の向きが頻繁に素早く変わる