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“私たちらしい”言葉を探して。6curryのコンセプトを落とした単語集(チラ見せ)

こんにちは!
インターンのJINです!
今日は6curryでつかっている「言葉」を紹介したいと思います!
6curryは、飲食店の業態を持った会員制のコミュニティ。飲食店さんのような言葉遣いに違和感を覚える時もあり、日々気になる単語を自分たちらしくなるようにアップデートしていっています。
今年の2月から始まったこの取り組み。まだまだアップデートをしている最中なのですが、その一部を少しご紹介します!

メンバー(🙅‍♂️会員さん)

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「お客さん」、「会員さん」という呼び名は、作り手と受け手が分断された背景を含んでしまう印象があり、小さな違和感がありました。6curryはコミュニティであって、誰もが作り手になれる可能性があるからこそ、お客さん、会員という言葉は使いません。一緒に6curryを作っていく、一緒に6curryで過ごす、一緒に6curryで自分を探求していくからこそ、皆をフラットに6curryの「メンバー」という言葉を使っていくことにしました!

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6curry BRAND LABでのレトルトカレー撮影会の様子


キッチン(🙅‍♀️店舗)

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6curryは、店舗ではなく「メンバー限定にオープンにしたキッチン」を開いています。恵比寿店でなく恵比寿キッチン、渋谷店でなく渋谷キッチン。誰もがエプロンを着て、作り手として参加できるキッチンなんです。お皿洗いを率先してやってくれるメンバーや、初めて来るメンバーに丁寧に楽しみ方を教えてくれる、1日店長として企画側にまわってくれるメンバーもいるんですよ。頼もしい。

MIX STAFF(🙅‍♂️アルバイト・スタッフ)

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6curryではスタッフのことをMIX STAFF、と呼んでいます。アルバイトという呼び名は雇用形態でしかないし、なんとなく…愛がない…。6curryで働くメンバーは、ホール作業やお皿洗い等の飲食オペレーションだけをやるスタッフでもない。中には、独自のメンバー同士をつなげる工夫を持っているMIXスキルの持ち主もいて、6curryはMIX STAFFがいなければ成り立たない。もはやFAMILYです。

MIX投資額・MIX投資単価(🙅‍♀️売上・客単価)

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「『売上』とか『単価』とかって、なんか違うよね〜」とブランドプロデューサー・もりゆかさん。私たちは、お金を稼ぐために6curryKITCHENを開いているのではありません。もちろん、経済的に自立する必要はありますが、売上は手段の一つであって、目的はMIX。6curryというコミュニティに、新しい出会いや誰もが主人公になれる企画、好きなことを披露できる場を取り入れ続けるための資本。

それが「MIX投資額」であり、「MIX投資単価」です。

プロダクト(🙅‍♂️グッズ)

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最近、6curryがデザインしたレトルトカレーやレベッカブティックのコラボワンピースは、MIXのコンセプトを反映した「プロダクト」です。単純な販売品としてのグッズではなく、それ単体で6curryの世界観を反映できるようにしたい、モノだけでも完成されていて、魅力あふれる製品にしたい、というブランドデザイナーYOPPYさんの想いです。

こんばんは・こんにちは(🙅‍♀️いらしゃいませ)
おやすみなさい・またね・いってらっしゃい・気をつけて(🙅‍♂️ありがとうございました)

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カレープロデューサーの一平さんや、コミュニティクリエイターあやさんの口から「いらっしゃいませ」を一度も聞いたことがありません。キッチンから生活まで、メンバー同士の関係は浸透していく。「いらっしゃいませ」も「ありがとうございました」も変なのは、「またすぐ会おうね」というコミュニティ性が抜け落ちている点です。私たちは、キッチンでもSNSでも繋がっているからこそ、ごく普通の挨拶「こんばんは、こんにちは」、「おやすみなさい、またね、いってらっしゃい、気をつけて」を使っています。


私たちのビジョン

今、ボードメンバーやMIX STAFFが中心となって気を遣っている言葉たち。オープンした当初から気をつけていたわけではありません。

6curryの新しいビジョンは、

「 みんなでみんなが主人公になれる場をつくる 」

これを達成するためには、堅実にメンバーと向き合いながら、日々やらねばならないことを取捨選択していく必要があります。カレーの開発からMIXの可能性まで、目の前のキッチン風景と照らし合わせながら、ゆっくりメンバーの皆と進んできました。

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カレー仕込んだっけ。発注忘れてない?チラシ作らないと!あれ、改善しよう〜!と毎日のキッチンでも気づきや反省がたくさん。全部のことを一気にやろうとすると、いつのまにか足元にいっぱいになってしまい、目指す世界観を見失ってしまう可能性も。

まだまだこれからの6curryとして、だれもが作り手となって参加できるキッチンであり続け、みんなでみんなが主人公になれる場を作っていきたい。
そんな想いを忘れないために、私たちは日常の言葉を気をつけていきたいと思っています。

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