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鎌倉育ちが編み出した、トンビに食べ物をとられない4つのコツ|行楽シーズンの悲劇を減らしたい

いよいよ訪れた行楽シーズン!地元・鎌倉も人で賑わう季節。それと同時に悲劇も増える時期です。え?なんの悲劇かって?そりゃトンビですよ。トンビ。気づいたら手に持っていたおいしい食べ物が、トンビに取られてなくなっているあの悲劇です。

鎌倉育ちにとってトンビは物心ついたときから共生している存在。トンビに食べ物をとられた経験も何回かありますが、その時の光景って結構覚えてるんですよね、なんたって悔しいから。なぜかやつらは食べ始めにとるんですよ、まだ獲物が大きいうちを狙っているんですね。その結果、地元を離れてからも外でピクニックなどの場面では「上にトンビがいるかも…」という警戒心が拭えず、ついつい頭上を確認してしまいます。

そんなこんなで、私ぐらいになると鎌倉在住時代は海岸沿いを散歩しながら「あぁ〜あの人、取られるな…」とわかり、十中八苦その直後にトンビは急降下、獲物をゲット。そして集まってくるおこぼれ狙いのカラス。食べ物をとられた上に、カラスにも囲まれる人たち。そんな阿鼻叫喚を目にしながら「あぁ、今回も間に合わなかった…」と謎の正義感からすこしだけ落ち込むこともありました(大げさ)

そこで、今回は行楽シーズンで外で食事を楽しむ人が増える前に、私が経験と観察の結果これだ!と思っている、トンビに食べ物をとられないコツ4つをお伝えしようと思います。


壁を背にした場所で|誰でもできる対策

まずトンビを認識しましょう。鎌倉や湘南エリアでいうと、おそらく空を飛んでる鳥のほとんどはカラスかトンビですが、カラスより明らかに大きくて茶色っぽいのがトンビです。「ピーヒョロロ」と鳴きます。

次に大前提として、トンビは上を飛びながら獲物をしっかり観察して(人間側から見上げると、ガッツリ目があうぐらい下向いて見てます。人間の8倍の視力があるそう)、狙いを定めたらすごい早さで滑降してきます。真正面から来ることはほぼなく、視界に入らない後ろから飛んでくることが多いです。

そのため、壁を背にした場所で食べていると狙われにくいです。壁になりそうな木や遊具などがある場所でも、同じ機能を果たしてくれるので◎

こんな海岸であれば(七里ガ浜)この右側の護岸を背にしながら食べると◎

大抵狙われている時はトンビ何匹かが頭上でぐるぐる様子見しています。楽しい時間ですが頭上への警戒心を…!

写真を撮る時も要注意|誰でもできる対策

おいしい食べ物と旅の思い出に、たくさん写真撮りたいですよね。でも要注意、トンビは一瞬の隙を狙ってきます…!

このメロンソフトは鎌倉ではなく、メロン生産量日本一の茨城にて

食べ物を持ったこういう写真、撮りたいですよね…わかります。でも、これ、トンビからしたら「お、ラッキー!食べ物近づけてくれてる?!」状態です。

まったくトンビがいない瞬間に撮れそうだったら挑戦してみてもよいかもしれませんが、本当に気をつけてほしいです。

こんな風にどこかに置いてSNS用の写真撮ろう〜!も危ないです

鎌倉・小町通りも要注意!10年ほど前から一大プロジェクトとして電線を地中化した結果、トンビの縦横無尽さが拡大!狭いし、人多いし、大丈夫でしょう〜と油断しているとやられます。
ちなみにトンビ、何でも食べる。チキンナゲットぐらいのサイズでもとられるし、クレープでも丸っととられます。万が一、ケガをしてしまった時はすぐに消毒など対処してくださいね。

(注)トンビとトビは一緒です

日傘をさす、簡易テントに入る|荷物が多くてもいい人向け

壁を背にする対策と、原理は同じです。とにかく隙をなくせば、とられることはありません。荷物が多くても良い車移動の場合などは、こちらの対策もぜひご参考までに。

お子さんがいる場合は、ケガも怖いしトラウマになったりしても嫌だし、テントがいいと思いますね。できれば…。

食べ物はギリギリまでカバンの中に|意外な対策

コンビニの袋や、マックの紙袋などは手に持ったまま移動するのではなく、食べ始めるギリギリまで見えないようにカバンの中に入れておくことをおすすめします。外から見えないことがポイントです。

私の観察による見解なのですが、特にカラスは「食べ物が入っていそうな袋」を認識していて、それを手にしている人を見つけると早々にロックオンしてきます。そしてカラスのロックオンに気づいたトンビも、追ってロックオンしてきます。その結果、いよいよ食べ物が出てきたら、隙をみてあっけなく持っていかれます。

なので、あたかも「食べ物なんて持っていませんよ〜」というかんじで移動して、よき場所に到着したら、さっと出して食べる…というのをおすすめします。

おわりに|外での楽しい時間を堪能しよう!

こんなに「気をつけて!」というと、もう外でごはんとか食べるのやめようかな…と思ってしまいましたか?でも、行楽シーズンだからこそ楽しめる太陽の下での時間は、何にも代えがたい思い出と癒しになること間違いなしです。

できる限りのトンビ対策をして、どうかしょんぼりすることなく、楽しい時間を楽しいまま過ごせるように祈っています!

(「危ないよ」と言ってくれる人と出会ったら、それは私かもしれません)
(…トンビにとられたら、それはそれで思い出になるけどね。小声)


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