精神薬と僕と自傷行為と
精神科の薬を飲み始めて、気がついたら丸7年以上経っていた。飲み始めた頃はうつ病、パニック障害と診断され、不眠症に特に悩まされており、睡眠導入剤や、意欲を出す薬を処方された。
しかし、この「意欲を出す薬」というのが良くない効き方をしてしまった。心の内側に沸々と過剰なエネルギーが湧いてきて、結果的に自傷行為に及ぶきっかけとなった。当時はカミソリを机の中に親にバレないように仕舞っていた。腕には無数の切り傷と根性焼きの痕が残っている。それらを見る度に後悔する反面、もうこんなことはしないという戒めでもある。
現在は自傷行為は落ち着いており、自分の体を大切に扱えている。脳腫瘍の手術をしてから自殺願望も減った。完全に無くなったとは言い切れないが…。
薬の話に戻すと現在は抗精神薬や睡眠導入剤、その他不整脈の薬など1日で18錠程飲んでいる。そのほとんどは寝る前に飲んでおり、薬で無理矢理寝ているような状態だ。飲んでいるのは頭の働きを鈍くする薬や意欲を高める薬。いずれは薬に頼らない生活がしたいが、現状薬は手放せない。
これでも一時期に比べたら服用している薬の量は減っている。進歩と言っても差し支えないだろう。
ODも二、三度したことがある。今は基本的にはしようと思わないが、時々何もかも放り出して薬を大量に飲んで全てを終わらせたくなる。
根本的なところでまだ心の不調は解決していないのだろう。
いつか解決する日を信じて僕は今日も生きる。
今回は暗い話になってしまいました。でも、それも含めて現在の僕なのです。よろしければ今後もお付き合いください。
ひろき