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転院への道

大部屋に移り、点滴が無くなり、カテーテルも外れた。
退院が近くなっている。

ただ、自分の場合は地元に帰って即入院となることが決まっている。

そのため、待ち望んでいる退院ではなく『転院』という捉え方の方が正しいのかもしれない。

それくらい注意しながら慎重に物事が進められている。
残念ながらマスクを外すことは遠い先になりそうである。


▼ 転院の流れ

大きな病院で治療を終えた患者は、地元に戻ってかかりつけの病院に以後の検査や治療を受け持つことは実際によくある話である。

地域包括支援という名目で、病院の連携が取られている。

現在の大学病院を退院し、翌日には地元の病院へ入院するという運びが私には予想される。一般的な退院の解放感とは無縁のスケジュールである。

一方で、体調が不完全であることから入院を有難く感じる側面もある。今の大学病院でずっと…というのもある種理想的ではあるが、孤独と向き合う日々をこれ以上伸ばすのは精神衛生上よくないとも感じている。

何を優先して、何を諦めるか…といったところであろう。

▼ 移動

不安としては転院の移動も挙げられる。

飛行機、電車、車…。

選択肢は幾つかあったが、今回は車を選択した。300キロ以上の移動になるので体力面を考えると飛行機が理想的である。

ただ、公共交通機関の移動はどうしても感染症のリスクが大きくなる。
現在入院している病棟も、面会が禁止となってしまっている。

免疫が抑制されている私の様な病人には、感染症が致命的な結果を招く恐れも否定できない。荷物も相応にあることから、車での移動を選択した。

一方で車は移動時間が長い。
体力面の不安は実際のところ大きい。

夕方~夜に自宅に戻ることになり、1泊してから入院となる。
慌ただしいが、やむを得ない。

▼ 転院後の想定

転院したとしても、大まかに行われることは変わらない。
経過観察とリハビリである。

もちろん重篤な副作用が急に起こった場合どうなるのか…というのは少し不安ではあるが、分からない未来を悩んでいても仕方ない。

順調に推移して、早期に退院できる未来を思い描きたい。

リハビリによって左足の痺れはあるが、杖をつきながら歩けるようにはなってきている。走ったり、しゃがんだり、階段の昇降…とまだまだツラい所はあるが、リハビリは着実に効果があると感じている。

転院後も少しでも副作用の改善と、体力の回復に努めていきたい。

…早く人並みの生活がしたい。

▼ さいごに

3~4ヶ月程度の入院で、だいぶしんどい思いをしたと感じる。
結局自分も弱い人間なんだと思う。

体調はもちろんのこと、メンタルのコントロールも入院生活には必要だと改めて感じた。

今回の転院予定は家族の近くに入れるので、幾ばくか気が楽である。
私も普通の人間だと再確認した。

私のNoteを読んで頂いて、僅かでも皆様の心に響くことがあれば幸いです。

個人ブログも更新しましたので、よろしければ。
今回は『人間心理』のカテゴリーです。

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