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抗がん剤投与後の患部③

抗がん剤投与も2クール目に入り、前回同様の投与が終了しております。

※前回の詳細を確認されたい方は、まずはこちらから…

前回クールと比較して、大きな変化はみられていませんが、経過を写真と共に掲載します。

▼ 患部の簡単な比較

(① 1クール終了後・退院前)
(② 2クール目・入院時)
(③ 2クール目・抗がん剤投与中)
(④ 2クール目・抗がん剤投与終了)

写真では分かりにくい部分で言うと、全体的な張り感は抗がん剤と投与すると毎回失われていくということが第一に挙げられる。

スーパーボールの様な感触が、人間の皮膚らしい感触へ変わる。

一方で、抗がん剤投与から時間が経過すると徐々にゴムの様な感覚へと戻っている傾向もある。

①の状態は1クール目の治療前よりかは柔らかいが、現在の④の状態の時と比較すると弾力性が強かった。

色身としては、③の状態がやはり気になるが、抗がん剤投与によって変化した前回と同様だったのでまぁこんなものかと考えている。

現在は多少だがマシに見える色にもなっていることだし…。


▼ 現在と主観と客観

肌の感触や色味等については、良し悪しは私の主観でしかない。とりあえずリンパ腫の弾力性が抗がん剤で失われるという効果はある…と捉えている。

一方で抗がん剤投与から日が経つと、ある程度ながら弾力が戻る傾向にあることから、抗がん剤が抜群に効いているという状況でもなさそうである。

以前も掲載した②の状態のグラフであることを祈り、今回も治療に入っているので、次の一時退院の際には現状の弾力や色味はやや元に戻る想定をしている。

…悪性リンパ腫は生きているのだ。

腫瘍マーカーと言われる値については客観的にリンパ腫の増減を評価する値になる。

通常の人であれば150~500前後(単位省略)という値が、私は入院時には1,100を超えていた。

それが1クール目の退院時には550前後まで減少していた。

肌の弾力の回復を悪性リンパ腫の活性と仮定すると、グラフの谷の値は550以下に一度なったのかもしれないが、恐らく上ってきてたまたま採取された血液にて550とされたと推察している。

※腫瘍マーカーは0になることはない

今回も投与後の現時点では通常の人と変わらない数値になっているのではないかという淡い期待もあるが、一方でその状態を維持できないのが私の今の体である。

無数に増えるがん細胞を、血球が抑え込めていない。

なので、ほかの人の免疫をもらう『同種移植』に向けて治療をしている。

▼少しの不安

抗がん剤投与をすると、血球が下がる。

その期間は感染症への抵抗力が弱くなるので、無菌室等で治療をする。

今まさにその状態であるが、感染症リスクを抑えるために通常は白血球の回復を促す投薬がされる。

過去のワタシも同様の治療がされたのだが、副作用で肺炎を起こした可能性が高く、前回のクールでは自然回復を余儀なくされた。

今回は

・3クール目までの間延びのない様に
・感染症リスクをやはり減らしたい
・別の白血球促進薬

というカタチで過去に副作用をもたらしていない注射が打たれた。

この経過については、また後日に改めることにする。

…少し不安であるが。

▼ さいごに

記録を残す大切さと共に、感情も残す大切さも最近感じる。

TwitterではNote以上に感情のやり取り(140字制限もあるが…)が強く、色々思う所も出てくる。

病気の患者の数だけ考え方や想いがあり、そこには正解がない。

そう。

『正しさ』なんてないんだ。

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