![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104217532/rectangle_large_type_2_ae0a1b4f51445a280f84f26b4a8aa038.png?width=1200)
抗がん剤投与中の食事について
食事の大切さは抗がん剤治療中にもよく問われます。
「食べた方が良いのか?」「無理しない方が良いのか?」と様々な意見が出てきますが、私の結論は『どれでもいい』です。
ここでも『正解』を求めるのが一番自分自身を苦しめるので、人の言うことよりも自然体を求めた方が結果的に良いと思っています。
ただ、これは「食事をしない」を推奨しているわけではありません。
栄養の補給は重要ですが、その手段は食事以外にもないわけではないので無理をしなくてもいいというのが現段階での着地点です。
食べられるものを自分の中で探していくのも、治療の一つと捉えています。
▼ 人の意見はあくまで人の意見
「食」に対しての見解は主治医、看護師、管理栄養士と様々です。
「食べたほうがいい」「インスタント食品でも摂れるなら摂ったた方がいい」という人もいれば、「ツラときは無理せず点滴でもいい」「とにかく栄養バランスを考えて、出されたものをなるべく食べてほしい」など意見は様々です。
正直、全てを受け入れる事は不可能なのでその時の調子や自分のメンタル面も含めて決定していくのが望ましいと思っています。
どれかを信じると、どれかを信じられなくなってしまうので『どれも信じない』位のゆるい感覚のほうが個人的にはいいのかなと考えています。
『腸管を動かしたほうがいい』という医学的な理屈は有るようです、それが目的となっていては本筋の治療が。うまくいかないということもあり得るのではないかなと感じています。
あくまで人の意見は参考程度で、自分の身体の声を聞いた方がと…。
▼ 病院食との向き合い
病院食にはどのような印象をお持ちでしょうか?
正直なところTwitter等で病院食の情報を少し集めてみましたが、現状に満足している方は少ない様に感じます。
病院食の味についてはもちろんですが、内容についてのマンネリ化や体調の悪い時に臨機応変に対応してもらえないといったようなネガティブな情報もどうしても集まってきます。
ですので、病院食単体で長期の入院に向き合うのはなかなか辛いものがあるということが言えそうです。
自分の食の好みや体調等に合わせて、必要に応じた補足などもして行く必要があるのかもしれないと考えています。
ここでも栄養バランス等を考慮した上で摂取が出来れば望ましいかと思いますが、あくまでも私は自分が食べれるもの、食べたいものを優先してできる限り体重を維持していきたいという考え方です。
これは私の体重が入院によって、大きく落ちてしまったということも。要因の一つとして挙げられます。
入院中は本当に寝たきりになると、体重がどんどん落ちて行くので、その点は少し注意が必要なのかもしれません。
▼ 病院でのルール
病院によって、持ち込み等についてはルールが設定されているは自然だと思います。ですので、当然そのルールに則った上で差し入れや持ち込み等を行う必要があります。
抗がん剤治療を行っていると、好中球や白血球の値というものが変動しますので、その段階で「食べられるもの」と「食べられないもの」が変わってきたりもすることがあります。
大切なことはしっかりと病院内のルールを把握し「今の自分の血液の状態や体調であれば、どういったものを食べてもいいのか?」ということについて、普段から関係者とコミュニケーションをとっておくことが望ましいと言えます。
人によって感覚的な部分も含めて「〇か✖かの判断」についてはまちまちですので、具合が悪くなってからの対処ではなくある程度自然な段階で「この状態であれば、どのようなものを食べていいのか?」といったところは把握しておく必要があるかと思います。
過去のデータや傾向なども病院では当然持ち合わせてると思いますので、その辺も事前に確認をして参考の一つとしておくことも良いかと思います。
やはり大切なのは、日常的なコミュニケーションです。
▼ 「食べたい」と「食べれる」の違い
自分が「食べたい」と感じるものと、実際に体が受け付けるものには少し差異があると感じます。
特に病院食に飽きてくるとなかなか病院内では食べられないものを欲してきたりすることが多いのですが、実際にそれを目の前にすると「思った以上に食べられない」ということもよくあります。
食べたいと思った瞬間にその物が届くのではなく「タイムラグ」があるということはもちろんなのですが、体へのダメージが思った以上にあり箸が進まないということは過去にも何度もありました。
ある程度私は入院を何度か繰り返しているのでその辺は理解しているつもりではいますが、それでも頭と体が完全に一致するということはなかなか難しいと思っています。
基本的には自分が普段から食べているものをベースに「どこまでが病院内で摂ることができるのか?」ということを考えるようにしていますが、これも毎日続くとなかなか大変な部分があります。
持ち込みにふりかけや缶詰等を活用している人が多いように感じますが、あまり普段から使われている人でなければ数日間で飽きがくるのは経験者としての談です。
▼ さいごに
今回は抽象的な内容ですが、次回はもう少し具体的に食品名等を挙げつつ記載していこうと思います。
制限は人それぞれのため全てが参考になると思いませんが、一部でも取り入れて頂けると幸いです。
もちろん体調や保管できる状況など条件は皆様違いますので、その時に応じてご対応いただければと思います。
周りに罹患者の方がいるという方は、差し入れ等の参考になれば嬉しいです。
個人ブログも更新しましたので、よろしければ。
今回は『人間心理/第一印象』のカテゴリーです。
負担のない程度に週2~3回の更新を目指してこれからも日々頑張っていこうかと考えています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?