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「ストック初心者クラブ」を卒業し、 ようやくスタートラインに立った

そもそもnoteをはじめたきっかけは、ストック初心者クラブへの入会が始まりだった


 noteのアカウント登録をしたのは1年以上前ですが、最近までは自分で記事の投稿はしていませんでした。

 登録をした理由は、2020年の終わりごろに「ストック初心者クラブ」に入会し、主催者のカッコーさんの記事を読んで「スキ」するためでした。
(登録しなくてもできるみたい、よくわかりません)

 昨年12月に「ストック初心者クラブ」を、かろうじて目標通り年内に卒業したので、クラブと「ストックイラスト1年間やってみて」というテーマで書いていきます。

ちなみにストックイラストについてのノウハウや有益な情報を披露、という記事ではないことをあらかじめご了承下さい。



「ストック初心者クラブ」入会のきっかけ


 それまでストックイラスト自体、思いつかなかったところにたまたまtwitterでカッコーさんの呼びかけが目を引き、しばらく迷った後に入会させていただきました。

 ちなみに、それ以前からカッコーさんのツイートは拝見していて、「面白い人だな~」と思っていました。

 クラブではすでにストックイラストを始めているイラストレーターの方も、これから始めるという方もおられて(とはいえ、イラストレーターとしての実績豊富な方々)、あらゆる情報が得られ、疑問があったら質問できる、という場ですので本当にありがたかったです。

 また各個人で目標を設定できるので無理なく挑戦でき、次へのステップへの一区切りとなる、さらに部長から卒業証書をいただけます。(いくつになってもこのようなものをいただけるのはやはり嬉しいです)


ストックイラストいいかも、と思った理由


【要約すると】

①締め切りやモチーフの制約がほぼなく、自分のペースで制作した作品を好きに投稿できる、という点がメチャクチャ私に向いている。

 →よくない特徴だけはしっかり芸術家タイプ(自分で言うか)なので、      気が乗らないと着手しない、BGMのつもりで流していたYouTubeに見入ってしまう。

②ランサーズやクラウドワークスのコンペで作成した、日の目を見ない作品を生かしたかった。

 →コンペは結構モチベが上がるし、現実のニーズなので良い「課題」でも    ある一方、労力をかけた割に報われない。そしてそんな作品がむなしく貯まる。

③何気なく描いたものや、練習として描いた作品を生かす。

 →このような習作は、私の場合紙とペンなのであまり無いのですが。

④将来の年金の足しにしたかった。(これは笑えない、マジな話)

 →ストックイラストの性質上、そのサイトが運営されている限り、購入があれば収入になる、などの点から。


まずはストック運営会社への登録から


全く知識がない状態でしたのでpixtaへの登録から始まりました。

この状態で目標レベル100に設定(甘っ!)、しばらくはpixtaさんのみで様子見、といった感じでした。
 始めから複数の会社に登録すると、各社のアップロード手順を把握するのに時間を要し、目標達成できなくなる。(年をとると、こういった登録作業等がいちいち大儀に感じます…)
 さらに後にpixtaにアップロードしたものを他社にアップロードするにあたり、精査したかったからです。(駄作排除)
 何だかんだで結局ほとんど同じものをアップロードしていますが。

 今現在の登録サイトはpixta、Adobe Stock、Imagemartの3社です。
またつい最近、クリパレさんに登録申請しました。
審査が通ったら、こちらはほかと差別化してみようかなと考えています。(そんな余裕あるのか)

ちなみに、「スト初クラブ」を12月に卒業したといっても、↓の図で言う
「序二段」です。(カッコー部長了承の上、拝借)
「三段目」へのハードルが高いっ!


悲惨な販売状況、現実を突きつけられる~そんなに甘くない


ダウンロードは正直、滅多にされることはないです。

 販売状況
pixta:定額制で累計:16枚 
Aobe Stock(2022年11月19日に登録):2枚 
Imagemart(2022年12月3日にに登録):0枚

投稿数が投稿数だけに、当然ともいえる。


今後の問題点と課題がいくつかクリアに


【問題点とその対処法】

①1作品に時間をかけすぎる

 既に述べたとおり、スト初クラブに入会し、ストックイラストをやろうと思ったのは、コンペに出した作品を生き返らせたいというのがあり、当初はそれらの作品をバンバンアップロードしようと思ったのですが、そのままではとても出せるシロモノではなく、手直しにかなりの時間を費やすことになりました。
1から描いた方が早い、とさえ感じます。

 そもそもストックイラストに限らず、作品を仕上げるのにとにかく時間がかかります。
例えば線種一つとっても、納得いくまで何度も何度も変更してしまいます。
こだわりすぎかな、とは思います。

対処法
→手直しというよりは消去法で簡素化する。思い切り割愛して、ある部分だけを素材として投稿する。

 ストックイラストの王道、「万人受け」に従い、迷ったらノーマルな描画で行く。
 
 話は逸れますが、以前割と近くで子供向けアパレルに使うイラストレーターの募集に応募し、折り返しの電話をいただきました。
私のポートフォリオをご覧になって下さったようで、「ダチュラさん、いいんですけどあまり個性的なイラストは…(要らない)」というものでした。

 なので自分のテイストにこだわりながらも、ストックイラストに関しては嫌でない限り、やはり「万人受け」も描けるようにする。 


②一発屋的作品が多い

 そもそもコンペ作品はそのクライアント様のニーズに合わせたものなので、1シーンだけで完結してしまう。また、シーズンやトレンドなど、一般の需要に即したものではないので、必要とする人がほぼいない。つまり、最初からターゲットが特定されてしまっている。

対処法
→せっかくご縁があって生み出された作品(キャラなど)でもあるので、それの派生を作り、シリーズ化するくらいのボリュームを目指す。


③配色が冴えない

 もともとビビッドな配色より、くすんだ色、抑えたシブい色味が好き。自分のオリジナル作品ならいいのですが、ストックイラストの群衆の中ではやはり魅力的には見えないようです。配色にかなり迷走し、色々試しているうちにセンスのかけらもない配色に行き着いてしまう。

対処法
→悩んだらしばらく放置で1日~数日寝かせてみる。久しぶりに開くと客観的に俯瞰できる(こともある)。

逆に正統派パターン(主線は黒、とか)にとらわれず、他の方の配色を参考にしてみる。(パクリではなく)      


④タッチにバラバラ感がある

対処法
→タッチは何パターンかあってよいが、如何せんそのバリエーションが少ない。とにかく同じタッチで描いたバリエーションを増やすしかない。


⑤そもそも作品数が少ない

対処法
→つまるところ、コンペ生き返らせ作戦が仇となり、ストック素材の醍醐味ともいえる単品素材がない。例えば果物で「オレンジ」「ブドウ」「メロン」など、シンプルな素材。デザイナーの立場になって「組み合わせて使う」ということを想定したものを展開する。

そのために、またストックイラストを軌道にのせるには、やはり効率よく量産、というのが重要だとも思います。
そしてそれにはやはり部長が提唱されていた「○○本ノック」や「お題」に取り組むというやり方が近道だと言えるでしょう。

そのためのクラブでもあると思います。(我が道にこだわりすぎた、反省!)



この場をお借りして、ストックイラストに対する自分の問題、課題を整理させていただきました。

スト初クラブでは、あらゆる情報をいただいたり、質問させていただいたりと、大変感謝しています。

私にとってはここからがスタートです。

読んで下さり、ありがとうございました!





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