小伊 蓮

読み方はこいれんです。 普通の会社員です。自分が経験した事、好きな事、最近あった出来事…

小伊 蓮

読み方はこいれんです。 普通の会社員です。自分が経験した事、好きな事、最近あった出来事などについて、気ままに綴っていきます。もしご興味ある方・共感出来そうだと思えたら積極的に繋がっていきたいです。宜しくお願いします。1984年生まれ。AB型。

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或る犬の一生 【下】

動物の生命力は凄かった。 自身の体調が苦しくても、愛犬は家族の危機が落ち着くまで、ちゃんと僕らを見守り続けてくれた。 この家の一員として加わった役目として、感謝の意を込めた使命として表現してくれた。 * 脚には膝など不調があったが、身体の内臓などは健康な方だった。 しかしながらロビンが9歳の時、じわじわと不調が襲ってきた。 いつになく、かなり咳と頻尿が続いたので掛かりつけの病院へ受診すると、意外な事実が解ってしまった。 ロビンは心臓病だった。 その合併症で腎臓の

    • 或る犬の一生 【中】

      犬は不思議な動物だと思うことがしばしばあった。 まるで意志があるかのように、言葉を発しているかの様に感じる場面に何度も遭遇した。 * 僕の家族はけっこう仲が良い方だと思う。 両親と僕の兄弟(兄が2人)の5人家族なのだが、ロビンの居るリビングで話してる団欒の時間が多かった。 家族全員の時もあるが、よく話していたのは母親と次男と僕の3人で話してる事がよくあった。 特にこの時間に集まるとかはなく、何となく集まっては、夜だと酒を呑んでる時もあった。 ロビンはいつも夜22時

      • 或る犬の一生 【上】

        これはある1匹の犬の話。 《かなり長くなりそうなので3編に分けます。書け次第、随時更新していきます。何気ない犬と家族の話ですが、大好きだった愛犬との出来事や記憶を何とか形に遺せればと思うので、ぜひ温かい目で気長に読んで戴ければ幸いです》 僕の実家で飼っていた小型犬。 名はロビン。 品種はロングコートチワワのオスで、ふさふさの毛を持ち、色は白と茶色が所々まじっている上品で可愛らしい犬だ。 ロビンと一緒に過ごした時間は約10年間だった。 今、この文章を書いている20

        • 出逢う服 惹かれるセンス

          人との出逢いも大切だが、モノとの出逢いも大切だと思う。 時にはその人の人生や価値観を変える程の影響力がある。 僕は昔から洋服が好きだった。 小さい時はたまに親の買い物に付いていき、自分の服も買ってくれる時などは嬉しくて仕方なかった。 僕が大人になってから聞いた話たが、僕の母親が洋服が好きで当時はかなり最先端だった池袋パルコでよく服を買っていたという。 母親の影響は僕だけではなく、僕の兄にもかなり影響はしてる。特に2人いる兄のうちの次男、浩介(コウスケ)だ。 浩介は高校

        或る犬の一生 【下】

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        • FX
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        記事

          孫として、いま思うこと

          2020年1月17日、ばあちゃんが天国へと旅立った。102歳という大往生だ。 家族で新年を迎えた集まりで一緒におせちを食べたその1週間後に体調を崩し、住んでいた介護付老人ホームから救急車で病院へ運ばれそのまま入院となった。肺炎を患い、人工呼吸器の装着を余儀なくされた。 掛かり付けの総合病院の医師からは、肺に水が溜まり呼吸が出来ずかなり厳しい状態で、尚且つ高齢という事もあり1週間もつかどうかだという見解だった。 呼吸が出来ずまともな会話も出来ないまま、倒れてから10日後に

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