ほんとは乾杯したいのにね。

無事に週末を迎えた。ほっとしてる。先週から、バタバタしていた特別な対応も終わり、今日から予約販売のコラボカレー皿セットもすべて完売した。もう企画を一緒に進めてくれた方々、買ってくださった方々、本当にありがとうございます。

すぐに売り切れてしまった。今後のスケジュールのことも含めて紀窯さんに会いに行って、「ちゃんと売れてよかったね〜」と話していた。

「やっぱ売れるとほっとするわ」「ドキドキしましたね」「コラボした阿部さんのカレー、食べに行きたかねえ」「ほんとほんと、食べたいですね」「なかなか自由に動けんよねえ」

「なによりまず、一回、ビールで乾杯したいですね」

なんて話していた。

わたしは感染症が流行ってから波佐見に来たので、なかなか飲み会ができない。それはそれでしょうがないんだけど、こんなふうに一緒に進めてきた仕事でうれしいことがあると、乾杯したくなる。

ビールを飲んでけらけら笑いたい。

「そのうち飲もう、これはほんとに」と紀窯さんが言う。気持ちが伝わった。

「そのうち飲みましょう」を社交辞令で言う人、もしかしたら今年は絶滅危惧種なんじゃないだろうか。

会いたくて、話したくて、それができなくて、せめてもの思いで言う言葉。

「波佐見に遊びに来てね」とわたしは言う。きっとみんな、ほんとに来るだろう。言ってないけど波佐見に行きたいと思ってる人だって来るだろう。

これは、本当になる。そう知っている。

みんなが一気に波佐見に来たら大変だから、わたしはいま準備期間を与えられてるんだ、きっとそうだ。

飲みたい人が、語りたい人が、たくさんできた。それはうれしいことだ。どんなことを話そうか。わたしなりに考えておこう。


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