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わたしが描いた未熟でかわいい成果たち。

成果って、果実の「果」の字なんだよなあ。この桃とざくろを描いた皿が、文字通りわたしの5ヶ月の練習の成果となった。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

もう、絵付したお皿が焼けました。

1ヶ月のおやすみをいただくと決めたとき、先生は「好きにしたらええ」と言ってくれて今生の別のように「もう最後やっけんな、もう一枚ざくろの皿も描いてけ!」と指導してくれました。先生、わたし1ヶ月の休みの予定なんですけど?すぐ帰ってきますけど?

でも、こうして焼き上がると、うれしい。

「ああ、ここの線描きが失敗したな」「ダミがうまくできなかったなあ」なんて恥ずかしさがあるものの、今年の3月にはまったくなんにもできなかったことを思えば誇らしい。

絵付をしたあと、釉薬をかけて焼いてもらうと、器はまるで別物になる。そのビフォーアフターに学びがいっぱい詰まっている。焼いてみてはじめて、成功と失敗のラインがわかるのだ。「ここまでやったら焦げる」とか「重ねても意外とほどよく発色する」とか。

未熟だけど、わたしからすればかわいい器たち。

わたしは甘ったれた生徒だ。先生に「桃が描きたいけど見本をアレンジしたい」とわがままを言い、相談してすこし絵柄を変更した。ざくろのときも「リムの柄は青海波とかリム全面に柄がびっしりなのはイヤだ」と駄々をこねた。

そんなわがままに、先生は「なんやて?!」とか言いながら「それやったら、これでどうや?」と豊富な知識からどんどん提案をしてくれる。凄腕なのに偉ぶらないで、一緒に楽しんでくれる。

お皿を取りに教室へ行くと、先生が言った。

「今度は、果実シリーズで同じ形の皿に描いてみるか? 柿とか、栗とか」

そうか、栗を描いてみるのもいいかもしれない、くりただけに。



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