ちゃんと初心者でいたい。
わたしは波佐見で暮らしはじめるまで、ほとんど焼きもののことを知らなかった。陶器と磁器の違いさえ理解してないくらいには。
こんにちは、こんばんは。くりたまきです。
いまでもまだまだ勉強中なんだけど、それでも職人さんや町の人たちから教えてもらったことで、どんどん知識が増えていっている。
毎日知っていくうち、見える景色が変わってきて楽しい。
でもだからこそ、なにか発信するときには「初心者」の自分を忘れないように、何度も確認する。
いまの自分と昔の自分で、交互にやりとりする感じで。この単語は知ってた? この説明でわかる? 自分は正直だ。都合よくなにかから逃れるために誤魔化して書くと、わかっちゃう。そのままにして外に出せば、他人にもわかる人にはわかる。
それに「わたしは知ってるんですよ」という態度で書いたものはあまり読みたくない。文章にはそんな態度もすぐ出ちゃうから、気をつけなくっちゃなあ。
たくさん学んでこれからも知っていきたい。それを怠ることはしない。でも、ちゃんと初心者でいたい。
コピーライターのときも、いまも、それは変わらない気持ちとしてある。第三者が「伝える」を担うとき、初心者の視点はとても大事なものだ。
プロであり、学ぶ者であり、初心者であること。すべてをバランスよく備えることは難しいけど、それでも一流の人はみんな、その視点をさらりと行き来してものを考えている。
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。