プリンをつくっているが本当は光合成がしたい。
「こんなおこもり生活、植物だったら枯れてるわ!」と思ったけれど、部屋の窓辺で育てている観葉植物、生き生きとしている。ちゃんと光合成、してるんだなあ。
こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。
わたしは人間なので、イメージだけなのだけれど、光合成している植物はどんなだろうかと想像している。
きっと呼吸みたいなもので、生きるためにごくごく必要なことで、なんにも感じていないのかもしれない。けど、わたしの想像上では、すんごく気持ちいいのだ。あの、洗濯用洗剤のCMみたいに。干した白いシーツが風に揺れて両手を広げて光を受けているみたいな、気持ちよさ。
人間には、光がいる。それも窓越しの光だけでは我慢ならないのだ。と、個人的な感想なのに主語を大きくしてしまった。
今日は、卵ではなく寒天で固めるプリンをつくった。レースのカーテン越しの日光で明るいわたしのワンルーム。寒天などを入れて熱した牛乳を、ガラスのカップに注ぐ。まだ固まる前のプリンの姿は、まばゆいほど白かった。
わたしは、プリンをつくりたかった、わけではない。たぶん。外に出て思いっきり光合成をしたかったのに、おこもりのためプリンにたまたま行き着いた。その白さを、ちょっと取り入れたかったのかもしれない。
家で料理をするのに、ベランダでローズマリーを育てられないかとずっと思っている。今の家だと、ベランダが狭いので難しいのだけれど、諦められないのだ。
せめてと飾っている観葉植物で、欲望を満たしている。
わたしの代わりに、たっぷり光合成をしておくれ。ずっと室内に置かれていても、すくすく育つのだと、見せておくれ。
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