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クリスマスプレゼントはメッセージになる。

どうしよう、クリスマスプレゼント、なにを贈ろう。迷ったけど、ちゃんと選べました。もしもプレゼントに良し悪しが存在すると仮定するなら、それは関係性によって変わるのだと思う。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

迷うものです、クリスマスプレゼント。今日は大好きな窯元さんのギャラリーへ行って、何度も手に取りながら悩んでいました。

あれもかわいい、これもすてき。

波佐見焼の町に住んで半年のわたしです。すこしは技術のこともわかるようになってきました。でも、それはプレゼント選びにおいて、いちばん大切なことではないのです。いや、技術も大事な要素ではあるのですけど。

クリスマスに限らず、プレゼントはメッセージ。手紙のようなものでもある、と思います。気持ちを差し出すもの。

仮に無難なばかりのものを贈ったとしても、それは「礼儀正しいと思われたい」とか、なにかしらのメッセージになります。

たとえばマフラーを贈ったとしたら「あたたかく過ごしてね」とか「一緒にまたおでかけしようね」というメッセージかもしれません。

そこには、贈り手から受け手へのメッセージと、それまでの関係性、ストーリーが内包されています。

だって、相手の好みや言動を振り返りながら、プレゼントを選びませんか?

だから、その関係性やストーリーから大きく外れすぎたものは、相手を変に驚かせてしまう。まだ知り合って2か月で会ったのは一度きりなのに、車や指輪なんかをプレゼントしたりしませんよね。いや、港区とかではあるかもしれないけど現実的じゃないといいますか。

値段の相場とか、人気のアイテムだとか、そんな他人のことはどうでもいい、と思っています。

ただ、贈り手と受け手のストーリーから、プレゼントを考える。

陶器でできた、ちいさな小鳥の置きものを手にして、わたしは贈る相手を想像しました。

てのひらで包み込めるくらいの大きさだから、置く場所を選ばなくてよさそう。鳩みたいな鳥だなあ。鳩といえば平和の象徴。あの人も感染症の影響で大変だったって聞いたし、なごやかに過ごしてほしいなあ。

みたいに。手の中の小鳥があたたまるくらい、あれこれね。

プレートや箸置き、ミルクピッチャー、カップ、ポット、フラワーベース、陶器のボタン……。

ひとつずつ、確認しながら、最終的に「これだ」と思うものを選びました。わたしの気持ちも入れられるし、もの自体もすてきな一品。そう、技術も大切なのです。

贈り手の想いと、ものづくりの技術。

前者が先行するけど、どちらも両立しないとプレゼントにはできない、とわたしは思います。

あとは、ちゃんとお手紙を書くだけ。プレゼントに込めたメッセージを、言葉にも変換して、添える。

こんな世界の状況のせいで会えない人にも、プレゼントで気持ちを贈る。そんなふうに過ごせることがうれしい。こんな状況だからこそ、いろんなものの尊さを知れますね。

みんなのサンタクロースになってくれている運送業の人たちには、心からの感謝の気持ちを。


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