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ちっぽけなじぶんは満たしやすいはずだ。

このくらいでみんな弱音吐いたり休憩入れたりしないのかなあ。わたしってちっぽけだなあ。キャパオーバーでももう少し頑張ってみよ…う…か…無理無理! 無理でーす!はい無理!閉店ガラガラ!

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

みんなもっと頑張ってるわけだし、とか、じぶんだけ大変なわけじゃないし、とかすごい人はやばいくらいすごいわけで、とかそんなこと考えてキャパオーバーして勝手に自爆するのはいい加減辞めにするって決めたんだよ。

もしかしたら背伸びした分、成長もするかもしれない。そういう時期も確かにあった。けどずっとそんなやり方じゃしんどい。そして本当に本当に大事なときに背伸びしてもふらつかないように、普段からじぶんを充実させておくことも肝要だ。

木曜日、こんなnoteを書いた。

仕事は楽しいものの管理とかがすこぶる苦手なわたしが、自分で組み立てた予定をぶち破って金曜日にどっか行くぞ、という宣言noteだった。土日に勝手にどっか行けよと思われるかもしれないが、それじゃ意味ない。仕事の予定を入れたGoogleカレンダーを踏み倒すことに意味があるのだ。

ちょっとなに言ってるかわからないかもしれないけど許してね。

なにもかも自由にはできないので、優先順位の高いものを午前中にガリガリ終わらせて、金曜日の午後に時間を確保。やったー!

とはいえ仕事中ではある。そうだ、撮影だ。それなら外に出れるしWEBメディアで使える写真も溜まる。撮影へ向かうことにした。

そこでいつも行ってる波佐見町の鬼木郷へと思ったのだけど、ちょっとマンネリしてる気がした。違うことが、新しいことがしたい。毎回同じ場所の撮影が多いのでどっかビューポイントがないか、社内の鬼木郷に住む人に聞いてみた。

「いい場所あるよ」「じゃあ行ってきます!場所教えてください」「ここをこう行って、んでこの道を…」「…あ(おのれが方向音痴と思い出す)。道わからないので、今度お時間あるときに連れて行ってもらえたりしませんか?」「今から行くの?じゃあ連れてってあげる」

急だけど、一緒に行くことに。こういうところが、うちの会社のいいところのひとつだと思う。しばられすぎてないし、みんな親切でたぶんみんなどっかで親戚で縁があるから、町のことを聞くと快く深いことまで教えくれる。

車でほそ〜い道を走って、山を登った。あきらかに観光客が入ってこない道をゆく。

「この時間、すこし日差しの向きがあれかもねえ」と言われて向かった山の上からの景色は、すばらしかった。

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高い場所。光の影にはなってたけど、棚田が何段にも重なっているのがよく見える。ぽつんぽつんと風情あるお家が建っているのがミニチュアのよう。

眼下の畑から、風が駆け上がってくる。

都会とも波佐見の中心部とも違う、山のピュアな風。すこし冷たくて、清らかな風が頬を撫でていった。

ぐわあっとじぶんの心が満たされていくのを感じた。

心がタイヤだったとする。わたしのちっぽけでポンコツなタイヤはすぐに空気が抜けて、前に進む力が弱くなってしまう。

仮にほかの人の心のタイヤが車用としたら、わたしのはチャリ用サイズ。そのくらいキャパもちっちゃいと思う。比べられるもんじゃないし、比べなくてもいいから知らないけどさ。

わたしのちっぽけな心は、ちっぽけなぶん、すぐ満たせる。それがうれしい。

心のパンクを先回りして、ご自愛しながら、じぶんのペースで進んでいく。そんなじぶんで、にこにこの顔で、仕事したいし町の人たちに会いに行きたい。

あー、いい日だった!

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。